2020年6月30日火曜日

[ヒメボタル撮影再開] 姫の待つ森へ




源活からまた姫活へ


ゲンジボタルの場所から移動して今の時期に発光が始まるヒメボタルの森へ向かった。昨年のデータから推測すると、ピークは未だ。もしかしたら日が早くてひとつも出ないかもしれない。とてもリスキー。と、判っていたがスタンバイ。この日は撮り逃しないように神7。遠征機7台を全て配置。


ヒメボタルの発光は場所によってマチマチ。この場所は宵の口に数匹が光る。5回点滅、愛してるのサイン(Dreames Come True より引用)


セットを終え、ヒメのサインを待つ。7:30過ぎてもなかなか光らない。もしや不発?と、気を持ち直して待つ。7:55。光った。茂みでピカリ。これで、どれだけ光るかは判らないが、ゼロではないことが保証された。ホッと胸をなで下ろす。


この場所では本格的に発光するのが深夜。しかも1時間。この1時間に全てを賭ける。


空にぶ厚くかかる雲の向こうには月の存在。う~ん明るい。森がかなり明るいので露光の設定をどうするか何度も撮っては確認。そしてまた調整を繰り返し、本番に備える。


夜中にポツポツ動きが始まった。いよいよ。シャッターを切り始める。でもまだ少ない。う~ん。そして鉄板のコアタイムに突入。う~んシブイなあ。それほど数は飛んでない。まだ出始めの時期だから仕方がない。撮影を続行してコアタイムが過ぎた。すると、それまで飛び交っていたヒメが急に収束。動きが止む。撤収。


翌日の今日、昨夜のカットをチェック。7台のうちの1台の作品を創り上げた。一夜ほぼ全てのカットをフルに使って仕上げると、実際にはイマイチだったのが嘘だったように見事な飛翔の図が完成した。ありがとうヒメちゃん。


本日のまとめ・・・再び姫活



今夜も姫活の予定なのだが、雨が止まない。困った。天気予報と相談する。

2020年6月29日月曜日

[星景チャレンジ] 星を背景にゲンジボタルを撮る




ゲンジボタルの星景写真を狙った


昨夜はどうするかで自分会議した結果、同じ場所で星を絡めたゲンジさんを撮ることに決定。天気予報では晴れ時々曇り。ちょっと微妙ではあったが、月がどんどん大きくなってきているので、星絡ませはもうこの日しかない。それ以降は月や雨で星を狙うには厳しい。


3日連続で同じ場所とした。他の場所という選択肢もあったが、その場所でのゲンジボタルの飛ぶ位置が把握できてるので、星と組んだ場合の図が頭にイメージ出来るからだ。セッティングは空を入れた形で構図を決める。


この日のカメラは7台。神7全員集合フル。空の入れ方を色々と考えた場合、カメラの台数が多い方がリスク分散出来る。例えば空をメインで広く狙って、雲に邪魔されて星が撮れなかった時、そのカットはイマイチとなりボツ写真となるからである。


現場を見ると、川の流れが凄まじい。昨夜の雨でせせらぎが豪流になっていた。川際を避けて安全な場所にセッティング。時間はたっぷりあったので、念入りにセット。どの方角に向けるかで画面の中での星の日周運動の形に差異が起きるからだ。


夕刻までにセット完了。日が暮れるまでの間にディナータイム。この日はソーミンチャンプルーという豪華メニュー。といっても、ただのカップ麺。お湯を注いで3分で出来上がり。緑に囲まれた中で食べるディナーは格別だ。


夜7時。この時間帯から慌ただしく動く。カメラを順番に周り、ピント位置の再確認。露光の確認。チェックから始まり、5~10分置きにシャッターを切っていく。空と背景の明暗差が大きいので、そのあたりも計算に入れて何カットも押さえる。


いつものように7:50あたりにホタルの発光を確認。この時間帯もバタバタである。夕暮れから夜にかけての時間帯は風景がまだ明るいので、少しづつ、設定を微妙に変えながら撮っていく。それを7台のお世話をしないといけないので、カメラからカメラへ動き回っている。


8:30くらいに明るさは安定してくるので、カメラを自動で切らせて状況を見てみる。


う~ん。少ない。初日が一番多かったのだけれど、二日目にガクンと光が減り、三日目の昨夜は1/4くらい。もしかして終盤なのか。昨年のデータから推測すると、この三日間はベストのはずだったのだが、計算が狂ったかもしれない。


そんな状況下のなか、めげずに粘る。雲の流れは早く、星が見えたり隠れたり。そうしてるうちに月が上がってくる。この日は半月なので結構な明るさ。皮肉にも月のあたりは雲がかかっていない。露光に影響が出てくるが、月対策も考えてセットしてるので平然と撮っていられる。


9時を回った。少ない光が更に少なくなり、ホタルの動きも止まった。栗の木の下に止まってスヤスヤモード。もうホタルには期待出来そうにない。こうなると、これにて終了となるが、頭を切り換えて星の日周運動を撮るのに専念。ホタルは散発的に飛ぶだけ。


そんなこんなで、10時半に撮影終了。またこの日も同じ宿。キャビン・マイカー。就寝。


そして今朝、昨夜の7台のうちの一台のカットをざっくり整理&編集作業。


雲で星がところどころ著著切れてるけど、なんとかまあまあ絵になった。ホタルの数が多く見えるけど、1時間強分の光なので、多く見えるだけで、実際は時々数匹が舞ってたという状況であった。星景撮影にはホタルが少ない方が向いてるかもしれない。絶好調の時に1時間分の光で組むと光まみれでぐっちゃぐちゃになるからね。



本日のまとめ・・・ホタルに星はベストマッチ

2020年6月28日日曜日

[飛ばない] ゲンジボタルの撮影二日目




昨夜も同じ場所でゲンジボタルの撮影


一昨夜の観察を元に、一修正をして同じ場所にカメラをセットした。昨夜の台数は6台。今回の遠征では7台を用意してきたが、カメラの台数が増えるとミスも増えるので、セットする台数を減らして6台で撮ることにした。神6。


昨日も同じ時間帯にホタルが出始める。さあ、いよいよ。6台を順番に周り、設定を随時調整を加えながら撮っていく。順調。


が、飛び出しの時間帯が過ぎたあたりで、大人しくなった。時々散発的に飛んでくれるのだが、飛んでは収まり、葉っぱの下で静かに止まって、スヤスヤ眠るような光。う~ん、どうしたものか。


時間は8時、9時と過ぎていくが、傾向は変わらない。盛り上がりそうで盛り上がらない。前の日はガンガンイケイケで飛んでくれたのに、一体どうしたのだろう。気温や湿度はホタルが飛ぶのにもってこいの状況。ただ一点、前の日と違ったのは明るさ。


昨夜は曇りであったが、その雲に隠れたところで月の存在があった。まだ半月まではいかないまでも十分に明るい。雲がランプシェードのような形となり、夜だというのに薄ぼんやり明るいのだ。ヒメボタルはほんの少しの光でも隠れて表に出てきてくれないが、ゲンジボタルは少々明るくても出てきてくれる。はずだった。でも、この日の飛びはイマイチ。


今回のアップしたものは飛び始めの勢いのあるシーンである。ホタルの発光始めは勢いがあることが多い。この調子でガンガン光ってくれると撮影も助かるのであるが、昨夜は違った。諦めて撤収しようかどうか迷いながらも10時過ぎまで粘った。でも、こちらの思いとは裏腹に光の数は減る一方。


撮影中に雲の裏側が光った。ホタルではない。雷の光。天気予報では雨マークがついていたので、そろそろ降り始めるかも。と、嫌な予感がしたので10時半過ぎて、カメラを一台そしてまた一台と片付けていく。機材を全部まとめて駐車してあった車に戻り、機材を格納した時点で、ポツポツ。雨が降り始めた。セーフ。


狭い車の中で荷物を積み上げて、寝床を作った時には雨がザーザーに変わっていた。寝床に就く。雨音はショパンの調べ。物語であればそうなるが、現実はブリキの太鼓。ルーフに落ちてくる雨音がうるさい。眠れそうに無い五月蠅さだったので、睡眠薬飲んで強制就寝。


今朝目覚めると、雨模様は変わらず。現在も降り続いている。予報では夕刻までには止む。さて、いかがしよう。今夜のプラン。他の場所に移動するか。それか昨夜のリベンジといくか。昨日が駄目でも今日は最高となる場合もある。逆に昨日より最悪となる場合もある。雨を眺めながら、ゆっくり考えることにしよう。



本日のまとめ・・・雨音はブリキの太鼓


2020年6月27日土曜日

[はじめの一匹] ゲンジボタルの撮影開始




日が暮れて、はじめの一匹が飛んだ。


今年に入ってはじめのゲンジボタル撮影を開始した。例年であればヒメボタル撮影を続行してるのだけれど、コロナを考えてヒメポイント二箇所を断念した。


ホタル活動再開。今回はゲンジボタル撮影のために遠征。その間は車中泊。狭い車の中での生活。それでも遠征は久々なのでワクワクだ。場所は田舎の田舎のド田舎で人と遭うことは無い。時々、鹿の鳴き声が聞こえるくらい。ずっと聞こえるのはカジカなどのカエルの鳴き声。


今年最初のゲンジボタル撮影なので、昨年と飛び方や居場所が変わる場合もあるので、観察重視で撮影台数はカメラ4台。神4で様子をみる。


日が暮れてしばらくすると、はじめの一匹が光り出し、その後一斉に川の周りはお祭り状態に。まだ日が暮れきっていないので、露光の調整に気を配りながら、設定を随時変えていく。カメラに張り付いて4台を同時に操作。この時間帯が一番忙しい。


8時半過ぎると、どっぷり暗くなり露光の設定が安定するので、4台のカメラを自動に任せて、周囲の観察をすることにした。初日は観察が大事。次の日の撮影の傾向と対策のためだ。


細い農道を歩いていると、一匹のゲンジボタルがこちらに向かって近づいてきた。何となく右手を開いてホタルの前に。すると、飛んでたホタルが私の右手の中指にピタッととまった。嬉しいけど、動けなくなった。脅かすと悪いから、その場でフリーズ。


指にとまったゲンジボタルを眺める。お尻の発光する部分が息をするように強弱を繰り返している。ヒメボタルの米粒より小さい光とは違ってゲンジボタルの光は力強い。強く光る時は身体の中にブースターがあるかのように明るく光っている。


ずっとフリーズすること約10分。右手をパーにしたまま突っ立ってる姿は客観的に滑稽だ。いつになったら呪縛が解けるのだろうと、成り行きにまかせていたが、周りの沢山の光に誘われたのか、私の中指から暗闇へ向けて飛び去っていった。


そして直ぐにカメラをセットした場所に戻り撮影続行。多分うまく撮れたと思う。遠征中なので、作業は自宅のように出来ないので、とりあえずバックアップ作業。そして電波が通じる麓まで降りて、ネット繋げて、この飛び始めの一枚をアップした。



本日のまとめ・・・ゲン活開始


2020年6月26日金曜日

[オリンパス] それでもオリンパスのカメラを使い続ける




24日、オリンパスがカメラ事業を売却するというニュースが全世界を駆け巡った。


今回アップの作品はまさにオリンパスのカメラを使って撮影したヒメボタルの作品だ。オリンパスのカメラで撮ったものはこれだけでなく、今年このブログに載せてる作品に数々ある。たとえば・・・


オリンパスで撮った作品1

オリンパスで撮った作品2

オリンパスで撮った作品3

オリンパスで撮った作品4

オリンパスで撮った作品5

オリンパスで撮った作品6

オリンパスで撮った作品7


オリンパスのカメラを活かして、ヒメボタルをどうやって撮るかのノウハウは、本に執筆して載せてるので興味のある方は購入して頂きたい。本屋さんで買ってもいいし、アマゾンでも良し。リンクを張っておく。本の名称は「イラストでよくわかる カメラとレンズの疑問 108(ちなみにP98-99)


売上げ低迷が続いていたカメラ業界。この度のコロナが後押しする形でオリンパスが先鞭をつけてしまった。他のメーカーも次に続くかもしれない。仕方が無い流れかもしれないが、誠に残念である。


私は以前オリンパスのプロユーザーでよくお世話になっていた。過去形なのはプロ会員が有料となったから。無料から有料となり入金してないので、プロ登録は自然消滅となっていると思う。


それでも、オリンパスのカメラはずっと使い続けているし、これからも変わらずずっと使い続けるともりだ。そんなコミットメントを込めてブログに綴った。


写真家の私がどんな機材をチョイスして、どんなレンズを使っているかは当ブログでは詳細に説明する気は無い。なぜならギャラが発生しないから。仕事としてるから当たり前の話。これで、終わるとレレレのレで終わってしまうので、ちょこっとだけ機材の話に触れる。


ヒメボタル撮影には今年は大体7台体勢。自称神セブンで撮影に臨んでいる。その中の一つにオリンパスのカメラは含まれている。毎年、ホタル撮影のラインアップに入れている。それだけ気に入ってるし、使い勝手も慣れてるので、設定手順や段取りは頭に入っている。いや、正しくは頭には入ってない。手が勝手に動いてくれる。それだけ身体に染みこんでるカメラと言える。


オリンパスのカメラに使われているセンサーはマイクロフォーサーズ。このセンサーの小ささによってカメラは小型化と軽量化がなされ、荷が重たい一眼レフカメラで撮ることを躊躇していた女性層にも受けていた。オリンパスPENはカメラ女子に人気が高い。が、センサーサイズが小さいが故に、物理的な性能向上は頭打ち状態に陥り天井に当たってしまっていた。長所は目一杯出し切っていて、この短所の部分が脚を引っ張ってしまった形である。


もうマイクロフォーサーズの完成域に達しているので、今のオリンパスのカメラに満足しているのであれば、これからもまだまだ現役で使い続けることが出来るし、満足感もある。手放さずにそのまま所有されることをお勧めする。もし、手放したら、私が安く買おう。



本日のまとめ・・・オリンパスのカメラをこれからも使い続ける


2020年6月25日木曜日

[森のうねり] ヒメボタルが描く光のカーブ




光のうねり


北斎の傑作、「富嶽三十六景」その中でも神奈川沖浪裏が好きだ。一枚の絵に躍動感を感じる。自分の作品の中にもそんな動きを取り入れたものが沢山あり影響を受けている。今回はヒメボタルの光を使ってカーブを描く事にトライした。


数ミリの小さな光。そのものは極小さな光。それが集まると大きなうねりとなる。森の谷の地形を読んで、ヒメボタルの動きを予測する。長年の観察と勘に頼る。


森の中に浮き上がったビッグウェーブ。上手くいった。ヒメボタルに感謝。


本日のまとめ・・・森がうねる




余談の時事ネタだが、世界一位を獲ったスーパーコンピュータ「富岳」。ネーミングセンスがいいね。全ての頂点を目指し、裾野を広く広げて万人が使えるコンピュータをと、名付けられた「富岳」。この名前考えた人に拍手喝采。



FUJIFILM SQUAREでの写真展、今日の6/25の夕刻まで。未だ観てない方は是非!

2020年6月24日水曜日

[街に花]



都会の一角に咲くアガパンサス


昨日は野暮用で久々に大阪市内に出かけた。そこで見た光景はコロナ以前の光景。沢山の人で溢れていた。人と遭うことが無い生活を送ってる私は普段ノーマスク。だけど、この日ばかりはマスクをつけた。すれ違う人の9割程はマスクをしていた。


けれど、みんなソーシャルディスタンスっていうところでは全然無視。定食屋に並ぶ人の列。その間隔は数十センチ。おいおいと突っ込みたくなるような状態。こりゃまた第二波来るな。用事をとっとと済ませて街を後にした。


この日はお散歩カメラを持っていたので、街角をパチリ。ビルの植え込みに沢山のアガパンサスが咲いていた。都会の中で目に優しい一角であった。そういや、昨年も同じ場所で同じように撮ったのを思いだした。もう1年経ったのか。早いね。


ホタル活動はまだ継続中なれど、今日もまた小休止。昨日はこのカットを含めストリートを数枚撮っただけ。今日も良い天気だけど、過ぎるとまた雨が続くらしいね。




本日のまとめ・・・街に咲く花

2020年6月23日火曜日

[アジサイが咲く頃]



紫陽花が咲いていた。


自分の場合、ホタル撮影の殆どがヒメボタルなんだけど、時々ゲンジボタルも撮る。家から歩いて15分の場所にゲンジボタルが舞う場所があるんだけれど、ヒメボタルを撮る時期と重なるため、ここのところその場所はご無沙汰している。


なので、いつものヒメボタルの森での撮影が一段落してからゲンジボタルを撮りに遠征したりするのだけれど、ちょうど日を合わせるように紫陽花の見頃とゲンジボタルの発光が重なる。だから、ゲンジボタルが撮れるかどうかは紫陽花の咲き具合を見れば見当がつくのである。


公園で紫陽花を撮りながら、ふとゲンジボタルのことが頭に浮かんだのであった。



本日のまとめ・・・紫陽花を見るとゲンジが頭をよぎる

2020年6月22日月曜日

[作品量産] 同じ場所で何パターンも撮れる ヒメボタル撮影の日々



以前公開した作品の姉妹作品


前のバージョンと全く同じ場所で固定して撮ったもの。同じ場所一ミリも動かしていない。ホタルの数が多い日には1作品だけでなく幾つも創ることが出来る。撮り始め、ホタルが活発に動いてる時、穏やかに収束に向かう時など、色々生み出せるのだ。


私の場合、一夜につき平均5~8台のカメラで撮る。例えば8台シャッター切った夜は単純に20~30作品分の作品が撮れる計算だ。ただ、それぞれ似たような印象に見えてしまう場合もあるので、光の位置が違うカットを意識的にセレクトして組み立てる。光は正真正銘その場所で得たもの。別の場所で撮った光と組み合わせるという邪道なコンポジットはしない。


それから、光は多ければ良いと言う物ではない。ただ光をビッシリと敷き詰めたヒメボタルの写真をしばしば見かけるが、そんな撮り方は誰だって出来る。今回の作品は私にしては光を多めに取り入れた作品ではあるが、光の流れや動き、遠近や強弱がつくよう、それなりに構成して組んでいる。


この日はヒメボタル絶好調の日。森で沢山の数が舞ってくれた。だから、この作品の兄弟姉妹作品が数カットある。いずれ公開するかもしれないし、公開せずに眠らせておくかもしれない。他にもまだまだ違う場所で撮ったのがあるから、そちらを優先してアップする。中には撮りっぱなしで放置したデータも沢山ある。撮影に出かけない日に整理するのだが、沢山あり過ぎて作業が追いつかない。ちなみに昨日はオフの日。撮影はスナップも含めカメラも持たなかった。そんな日にデータ整理しないといけないのだけれど、気が乗らず、ただボーッと過ごしただけ。そんな日があってもいい。


塩漬けしてある撮影済みデータの整理。不必要なカットはどんどん削除しないとハードディスクが膨れあがり、すぐ満杯になる。今日は事務所に引き籠もってパソコン作業とするか。それも気分次第。


データは以前ダブルでバックアップしていたが、今はシングルバックアップだ。つまり、ハードディスクがぶっ壊れたら、はいそれまでよ。さようなら。万が一そうなった場合は運命として受け入れる。それでいい。(お仕事データは別)


とりあえず、しばらくホタル活動はオフのつもりだが、その後の遠征に関してはまだ自分会議中。遠征のために高速を使えば金が飛ぶ。あちこち動けばそれだけ交通費がかかる。高速料金やガソリン代、維持費は税金の塊。私が忌み嫌う腐った政治家の懐に入ると思うと胸くそが悪い。そもそもここ数ヶ月無収入だ。可能な限り不要不急の出費は控えたい。さて、如何したものか。


今日はあいにくのドン曇の冴えない天気。うん、データ整理かな。



本日のまとめ・・・撮影データは早めに整理しよう


2020年6月21日日曜日

[戦士の休息] 公園で花撮り



公園をぶらり歩くとアガパンサスが咲いていた。


ヒメボタル撮影連戦が続けていたので週末は休息日。久々にをパチリンコ。


次なるホタル活動に向け英気を養う。県またぎ移動が解除されたので遠征するかどうか目下検討中なりにけり。


本日のまとめ・・・休養充電



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2020年6月20日土曜日

[流れるライン] ヒメボタル撮影のコツ



倒木を背景に緩やかなカーブを描くヒメボタルのライン


ヒメボタルの写真を撮るときのコツ。それは奥に沢山飛んでくれて、中間に時々、レンズ手前に横切ってくれるヒメボタルが入ってくれると効果的な絵になる。なぜならば、絞り開放の被写界深度により光の写りに大小がついて、それにより遠近感が生まれ空間が生まれるからだ。


今回紹介する作品は、これまで二回登場したカニがいる倒木。(カニ1カニ2

またディストピアシリーズ第一弾でも登場のポイント。


倒木の周りにヒメボタルが縦横無尽に飛び交い通り過ぎた後が光の跡となる。それだけだと物足りなさを感じるので、レンズと倒木の中間地点に飛ぶヒメボタルの光を狙い、またレンズの手前に来るヒメボタルを狙う。ここで一番の決め手は手前にやってきてくれるコが来るかどうか。


ヒメボタルを撮影されてる方であれば、小さな点だけ撮れて、手前にはやって来て貰えずに終わってしまう経験をされてる方が多いのではないか?


この作品には見事に綺麗なカーブが入ってくれた。どうやったか。それは「お願い」である。撮影をしながら、ヒメボタルが近づいてきてくれたら、「お願い、お願い、頼みますよ〜」と、話しかける。馬鹿と思われるかもしれないが、これが実際不思議と来てくれる。そして、ちゃんと手前に来てくれたヒメには「ありがとう」とお礼を言う。今までそうやって撮影してきている。


ヒメボタルは体長5~7ミリ程度の小さな虫だ。それでも気持ちは通じると私は信じている。


本日のまとめ・・・願いは通じる



業務連絡・・・写真展絶賛開催中! 私の作品を含め写真講座受講の受講生さん数十人の作品を六本木のフジフィルムスクエアにて展示中。(入場料無料)今月25日まで。是非!



2020年6月19日金曜日

[記憶を記録に残す] 雨の日のヒメボタル日誌



雨の日の情景


今シーズンは雨でも撮影した日がある。大抵の人は雨天での撮影を嫌がるが、雨の日は雨の日ならではのシーンが観れるので私は積極的に雨の日を選んで撮影したりする。


ここは昨日のラストの撮影日に選んだ場所。自分の中では三角倒木と呼んでいる。一昨年2018年の台風によって現れたポイント。昨年からここをお気に入りの撮影場所として、今年もまたここで撮影を行った。前にも書いたように定点撮影である。


ここに撮りに来る人は殆どいない。理由は、肝心のヒメボタルがあまり飛ばないから。でも条件次第で舞う日もある。その条件は秘密事項なので、ここでは述べない。ちなみにこの日は条件を満たす日と推測したので、撮影を敢行し見事的中した。しかも雨降る靄が立ちこめる中であったため幻想的な図となった。


この光景を作品として、また記憶として記録に残す。その理由もあって今年はここで沢山のカメラを使い沢山のカットを撮影した。その意味するところ・・・


薄暗くて判りづらいと思うが、この三角を形成する左右の倒木両方に赤いテープが巻かれている。昨年には巻かれていなかった。テープされた意味。それは伐採されるということ。つまり、来年ここに再び訪れた時には無くなってしまっている可能性が高いのである。


約20年、この森の変化を見ながら撮影を続けているが、色々な景色が現れては消え、また新たに出現し、また消えていく。見守っては見送ってきた。自然故の淘汰なのだから、仕方が無い事である。自然に限らず全てに於いて、「永遠」という言葉は無い。いつかは終わる日が来るのである。


そう考えると、この風景がとても愛おしく感じる。愛すべき場所。そんなことを想いながら、これからも記憶に残るようにと、記録として残した。



本日のまとめ・・・記憶を記録に残す



2020年6月18日木曜日

[ヒメの森にさよならを] ヒメボタル撮影ラスト



昨夜は通称「加藤の森」の撮影ラストの日。


5月から通い続けヒメボタルの森。目に見えて数は減り、発光も弱くなり終わりが近づいてきたので、昨夜をもって今年の森通いを終えた。


撮影にはもう厳しい条件であったが、撮影はどうでも良かった。最後の締めくくりが目的。出てきてくれたヒメボタルに心の中で感謝の意を伝えた。今年出会ったホタルとは再会が出来ない。なぜなら発光し交尾をしたあと、命尽きて終わる。来年に出会うコらは今年のヒメの子供達なのだ。


最後の日は人が滅多に来ない森の奥の奥のとある場所。ラストはヒメや森とじっくり対峙したかったので、人気を避けた。この日のカメラは6台。夕刻にセットをしていると倒木の周りに絡みつくようにカラスアゲハが三匹連なりながら舞っている。耳を澄ますとコゲラが木をつつく音。風を受けて木の葉が時々ザワザワと音を立てる。身体で森を感じられる。


日が暮れる前にセッティングが終わった。撮影までは時間がたっぷりあったけれど、森と会話しながら撮影までを過ごした。


夜になりヒメの光がポツポツ。いつものスタートより遅れた。シーズン終盤だから出が悪い。この日は11時に完全収束。収穫はゼロに近いほどの少なさ。それでも二時間ぶんのカットを全部使えば一作品くらいまとまるかな。まあ、それもどう転んでも良い。昨日はお別れを告げに来たのだから。


差いぇいを終え、森から駐車場に向かう時、撮影者と出会ったので挨拶をすると立ち話が始まりお喋りタイム。写真の話で話が弾んだ。写真の話はやり始めると止まらない。気がつけば1時間を軽くオーバーしていた。


その方はお母さんを連れてお二人で来られていた。親孝行な青年で感心だ。私も自分の母親を森に招待したかった。いつかまた、いつかまたと先延ばしを続け月日は過ぎた。そして母は昨年他界してしまい森のヒメボタルを見せてあげることは出来なかった。後悔。ヒメの森に連れてきてあげたかったなあ。でも、それはもう叶わない。


ラストに選んだ場所をとりあえずアップしておく。スナップ。作品は後日あらためて。作品のクリエイトは今日ボチボチ作業する。雨につき今夜は休息日。手つかずのデータの整理と構築に充てるとしよう。


本日のまとめ・・・今年もありがとう



*この日のドライブソングは三曲。iri「会いたいわ」、ヨルシカ「花と亡霊」、あいみょん「マリーゴールド」のスリーループ。スローテンポなので、運転はのんびり安全運転。

2020年6月17日水曜日

[友人訪森] ヒメボタルの森で友人との再会




昨日もいつものように森出勤。

そこで思いがけぬ友との再会。


夕刻にカメラのセッティングをしてると、そこに友人が登場。以前は森で数十人ものゲストを招いて鑑賞会を開催していた。それに参加してくれたり、個展に来てくれたりでつきあいは10年以上になる(推定)。以前の私は大勢の友人とワイガヤしてた。でも、それも5年前に色々あって、つきあいを全て捨ててしまった。依頼孤立無援。天涯孤独の日々。


そんな感じだったので、久々の友との再開は嬉しかった。記憶が曖昧だったが彼の話では三年ぶりの再会らしい。なもんだから話がはずんだ。聞けば彼本人が結婚されたとのご報告。めでたい話で私も嬉しかった。これまでシングルだったのが不思議だったイケメン君。コロナ禍で色々大変だと思うが乗り切って幸せな人生を送ってもらいたいと願っている。


さて、森はもうヒメボタルの発光は徐々に衰えて、終盤。終盤になると、光が弱くなり数も減る。また光が収束する時間も早くなる。こんな終盤の時期に森に来る人は私くらいだろう。と、思いきやおよそ二十人ほどが写真を撮りに訪れていた。ド平日の火曜日である。祝日でも何でも無いのに、人、人、人。森に一人だけで撮っていた20年前からは考えられない光景である。


そのほとんどが私が知らない赤の他人。特にInstagram系らしき人が多い。森に小道具を持ち込んでインスタ映えを狙った撮影をしてるっぽい。数年前にInstagram系の人が鬼の首を取ったようにこの森情報を仲間大勢に拡散してたというニュースを友人が教えてくれた。写真を楽しむのは大いに結構であるが、カメラの画角に誰かのカメラが入り込んだり干渉が起こる。その度に場所を変えてもらったり、お互いが解決するように話しないといけないので面倒臭い。正直、森に来て欲しくない。昨日は小道具に赤い番傘が森に置かれていた。別の日には蛍ポートレートで来ていたカップルもいた。静かなはずの森が賑やかな森となり話し声や笑い声がどこからともなく聞こえてくる。


天気予報では明後日18日は雨。おそらくこれでもうヒメの森も今年は終わるだろう。だから今夜はヒメにさよならを告げるついでに撮影をしに森へ向かうつもりだ。最後はどこで締めにするか。昨夜の場所は人だらけだったから避ける。滅多に人がやってこない奥の奥で人目を避けて静かに終わりたい。


本日のまとめ・・・友に祝福を!



今回アップの作品は昨夜のカット。昨夜撮影の中から今朝ざっくり組んだ。沢山飛んでるように見えるが、時間をかけて撮ってるのでそう見えるだけ。ヒメが舞うピークの時は数分で1作品が撮れるが、これは30分くらい時間をかけている。

2020年6月16日火曜日

[定点撮影] 同じ場所で粘り続ける意義



ヒメボタル撮影の極意は粘りにあり!


ここにヒメボタルが飛んでくれたらなあ。と、夜の光景をイメージして背景を探す。そんなロケハンは大切。まだ明るいうちにどこで撮るかを探すのだ。今年目を付けた場所がある。倒れ気味の木に囲まれた緑。その緑には吸い込まれそうなホールがある。使うレンズは40mm。今シーズンの始めにカメラをセットして撮影を行った。


一回目トライ・・・4時間かけて二千枚撮った。が、収穫ゼロ。一匹も写っていなかった。


二回目トライ・・・同じく全くゼロ。


三回目トライ・・・同じく4時間二千枚。かろうじて1匹だけ写っていた。


四回目トライ・・・4時間二千枚。光が入ったカット5枚。段々絵になってきた。


五回目トライ・・・4時間二千枚。撮影カットの半分くらい撮れていた。よっしゃ!


六回目トライ・・・最初から最後まで光のオンパレード。万歳三唱!


今回のカットは五回目トライの写真。躍動感ある光。ヒメボタル元気ハツラツである。一度撮影して駄目でも粘って続ければ光明が差す。粘り勝ち。このように今年は定点撮影を各所で行った。特にこの場所は木で組まれた形が格好良くて、お気に入りの背景。


森の変化、ヒメボタルの活動具合を観察するため現場へは雨の日を除いて毎日出動。足繁く通っている。森は近場と行っても山の奥なので自宅から車で数時間かかる。往復の労を考えると森にキャンプしたいところだが、いかんせん電源が無い。バッテリー充電。パソコン作業を考えればやはり通うしか術は無いのである。


運転中は専らFMラジオ。だったが、要らんお喋りや通販とか鬱陶しくなってきて、今はiPod。iriの「Sparkle」をヘビーローテーション。今はまっている曲。



本日のまとめ・・・粘れば海路の日和あり



*エジプトの首都もカイロ

2020年6月15日月曜日

[月明かり] ヒメボタル日誌



月の光の中に舞うヒメボタルの図

月の光。前に書いたように私は月明かりが大好きだ。だから作品には積極的に月明かりを取り入れる。今回アップの作品もそれ。この場所は以前は月の影響を全く受けない真っ暗な場所であった。それが一昨年の台風で斜面の木が倒れ開けてしまった。月は動く。月の動きによって光が当たる場所も変化する。それを考えながら撮影をする。光のコントロールである。

月夜を嫌がる人は多い。それは私に言わせれば、光のコントロールが上手く出来ないからだ。写真の基礎を理解していれば、どうやって撮れるのかが容易に理解出来る。こういった話の時によく聞かれるのは設定数値だ。私は数字が大嫌いだ。講師の仕事をしてる関係上、教える場合には数値を出さざるを得ないので仕方なく数字で説明するが、写真は数字ではないと思っている。数字に囚われると柔軟な対応が出来ない。数字の代わりに頼るのはイメージだ。イメージを描くことによって、どこをどう操作するかが見えてくる。それプラス長年で培った勘である。

ヒメボタルに限らずゲンジボタルもホタルは色々な要因で光の強さが違ってくる。数字でそれを撮ろうとすると、上手くいかないだろう。まずは撮影よりも観察。撮影しながらも常に観察である。光の変化もわかってくるし、ヒメボタルが通過するラインも見えてくる。また、じっくり腰を据えて夜の森を眺め続けることで、自宅での仕上げ作業もそれを頭に浮かばせながら創り上げることが出来るのである。

なので、ここに月夜の設定値を書くなど野暮な事はしない。自分で探ってほしい。その場所その場所で状況、条件が違うのだから、自分で見つけるしかないのである。


本日のまとめ・・・光はコントロールするべし


昨日、一昨日は連日の雨であった。特に昨日は暴風雨。ヒメボタルにとってはかなりダメージがあったと思う。今夜はとりあえず森へ足を運ぶ予定でいるが、数は期待出来そうにない。もうそろそろ終盤。撮れる撮れないよりもヒメボタルがどうなってるかが心配なので様子を見に行きたいと思っている。

2020年6月14日日曜日

[Lights of Life] 連綿と続く命の光



長い航海を経て辿り着いた地球。そこは無数の光に覆われたディストピアであった。航海日誌より


そんな言葉が似合う光景。夜の森人知れず光るヒメボタル。私は無類の映画好きだが、映画「アバター」に登場したシーンの中で夜の森の中を主人公がゆく光景が好きだ。闇の中で光るジャングル。植物や虫が様々な色で光り輝いている。そんな光景と被るのがこの森だ。あいにく光る植物はここには見当たらないが、無数のヒメボタルが乱舞する。


約20年ほど、この森を観てきた。長い月日の中で朽ちるものもある。やがてそれは土へと還る。倒木もそのひとつ。このポイントに木が倒れてから5年以上が経過している。毎年訪れる度に表情を変えていく。月日の流れ。気がつけば、朽ちて生まれた木の中の空洞はカニの住処になっているようだ。この光景、あと何年観られるだろう。


この20年、数々の森の変化を目にしてきた。このポイントを含め定点撮影を行っている。出現しては姿を消していく。今ではもう撮れなくなった場所が何カ所もある。自分もあと何年ここで撮影をしてるのだろう。倒木のようにいつかは倒れ、そしてこの世を去る。昔はそんなことは考えたこともなかったが、歳を重ねていくうち避けられぬ「死」を意識するようになっている。


ヒメボタルの寿命は1年と言われている。光で交信し子孫を残し命尽き果てる。儚き命。寿命1年のうち殆どを土の中で過ごし、土から出た数日間で交尾をし命を繋ぐ。この森でそんな命のドラマが始まったのはいつからだろう。数百年?数千年?いや、もしかしたら数億年。人類が現れる原始以前からかもしれない。これまでずっと続いてきた命のリレー。後世にもずっと残ることを切に願う。


本日のまとめ・・・命の光は続く




業務連絡・・・写真展絶賛開催中!



2020年6月13日土曜日

[カニ再び] 珍客撮影 今人気沸騰の伝説のカニを爆写



雨が降ると現れる伝説のカニ

休養日に画像チェックしてると、またカニを発見。どうもこの倒木が彼らのアジトらしい。また雨の日前後に顔を出す確率が高いことが探検隊のリポートには書かれている。(探検隊=加藤探検隊のこと。隊員数約1名)

昨夜は雨予報であったにもかかわらず森出勤した。この場所とはまた違う場所。長年撮っていると、ヒメボタルの発光パターンがある程度予測が出来る。昨夜は発光するという確証出来る天候、湿度、風速、その他諸々であったので、出動した。結果大正解であった。

そんな昨夜の写真はまだ整理してない。なぜなら夜遅くに自宅に帰って寝て、さっき起きたばっかだから。後で目を通して、画像チェック。そして良さげなカットがあれば、仮組みをして確認。傾向と対策を自分会議にかける。

今夜の天気予報をチェックしたら、今夜も雨である。しかも発光には厳しいパターンの雨の降り方。しかも土曜日。撮影者、鑑賞者が来る可能性が高い。出動するかどうかは午後また天気予報と睨めっこしてから判断するとしよう。

本日のまとめ・・・あなたの心の中にもカニいる

2020年6月12日金曜日

[飛翔練習] ヒメボタル日誌



雨続き。


一昨日は小雨。昨日は大雨。特に昨日は暴風雨であった。こんな日はヒメボタルは発光しない。よって昨日も休息。足腰が疲弊してる事がよくわかった。これまではアドレナリン効果によって感じなかったが、じっくり休憩すると無理していたぶん、一気に痛みが襲ってきた。眠気にも襲われて、この二日間はほぼ昏睡状態。今朝起きて窓から空を見るとまだ怪しい雲行き。出来れば森出勤したい。


さて、今回のカットは前回一匹だけ飛んだ場所。同じ場所で同じアングルでセットして二日後に狙った。ヒメボタルの数は若干増えて、しっかり絵になるほどにまとまった。とは言え、一夜かけて全ての光である。足さない引かない。全部でこれだけ。土から出ておぼつかないのか木から離れない。飛んでは休み、休んでは飛んでと、初々しい感じ。


その日から一週間経つと、この谷全体にヒメボタルが飛翔するシーンが見られた。そのカットはまたいずれまた紹介しよう。



本日のまとめ・・・飛び始め頑張れの図


*追記・・・写真展は6/15まででなく6/25まで 訂正



2020年6月11日木曜日

[写真展のお知らせ] FUJIFILM SQUARE


明日6/12よりFUJIFILM SQUAREにて写真展が開催されます。私の個展ではなく、写真の講師をさせて頂いてるフォトアドバイス社の受講生方々の作品展。講師陣の一人として私の作品も一点さり気なく展示されていますので、是非足を運んでご覧になってみてください。今回の写真展は特にテーマを設定せず色々な作品のアラカルトなので楽しめると思いますよん。6/25まで

本日のまとめ・・・FUJIFILM SQUAREへレッツゴー!

2020年6月10日水曜日

[光害] ヒメボタル日誌


今日はダウンにつき休養。

連日の森出勤で疲労が溜まり、今日は出発時刻に起き上がれず。自宅で休養することにした。

今回のカットは昨夜のもの。撮影中に不心得者の懐中電灯の差し込み光があり、それが木の幹に当たった。遠い位置から木の裏側に照射されたので、幹のエッジが立っている。本来であれば捨てるべきであるが、これをアクセント光として作品に取り込むことにした。

以前、とある場所で夜中にやってきた団体の長となる人間が、ヒメボタルが光る森に向かってライトを思いっきり照射した。連れられてきた者に、こうやって背景出しをすれば良いと、馬鹿で愚かな事を平気でやっていて憤慨した。漆黒の森では幾ら露光をしても光がなければ背景が浮かび上がらない。なら、どうするかというとヒメボタルが発光する前の夕刻の日暮れの残照の残る時刻に森を予め撮るのである。そんな手間をかけたくなかったのであろう。ヒメボタルが光る夜中になって、ヒョコヒョコ森にやってきて、のうのうと森を照らす。許されざる者である。

反面教師として、私はそんな撮影はしないし、撮り方を教える時にも、そんなことはさせない。自然のルールを守って撮影を行う。そのルールが出来ない者は森に来る資格はない。とっとと帰れ、である。


今夜もきっとヒメボタルは光り輝いていることであろう。自宅で後ろ髪を引かれている。

本日のまとめ・・・疲労ジャンボマックス

2020年6月7日日曜日

[証拠写真] ヒメボタル撮影の際に写っていた一匹のカニ 衝撃スクープ!


昨夜は久々の休養

昨日は6/6でホタルが確実に出る日で、撮影にの絶好日であったが。が、パスした。理由は休養がひとつ。もう一つは人混みを避けた。週末になると人で混む森と化すようになってしまった。20年前は真っ暗な森を撮る人は私一人だったのが、何らかの原因で情報が漏れてネットに晒されたようである。山間の閑散とした駐車場が溢れかえる。撮影現場では密密になる。そこまでして撮りたくはない。

さて、今回のカットはカニ。昨日の休養日に塩漬けしてたデータをチェックすると、森で仕掛けたカメラのうちの一枚に、沢ガニらしきものが写っていた。レンズは中望遠。倒木の幹から推測すると体長は約80センチ?。いや60センチ?40センチかな。私は計算が苦手だ。昔から算数は大嫌いであった。それは今も変わっていない。とにかくカニが写っていて嬉しかった。とは言ってもヒメボタル写真にアクセントとして作品に活かすのは厳しそうな気はする。

そいや、当ブログ。気がつけばリニューアル更新から継続掲載記録が半年を超えた。誰も祝ってくれないので自分へ拍手喝采である。くす玉でも割ろう。祝・半年を記念して沢ガニでもプレゼントしようか?って貰っても決して嬉しくはないプレゼントである。

昨夜は湿気だらけで寝苦しい夜であったが、今日は爽やか。日曜日だから、それなりの撮影者は覚悟して森へ向かうとするかね。またカニに会いに。いや、ヒメボタルに逢いに。

本日のまとめ・・・森には沢ガニもいる