これ撮ったん誰や?
俺や。
そんだけ。
今日は7カットもアップしてしまった。
バチ当たるぞ。雨降るぞ。
いや、ただ選挙に行くのが億劫なだけ。
現実逃避。
いっそ、立候補したろかな。
と、言うことで本日の営業はこれにて終了。
これ撮ったん誰や?
俺や。
そんだけ。
今日は7カットもアップしてしまった。
バチ当たるぞ。雨降るぞ。
いや、ただ選挙に行くのが億劫なだけ。
現実逃避。
いっそ、立候補したろかな。
と、言うことで本日の営業はこれにて終了。
今年初の高野山での撮影
すれ違う人の中には「見頃は来週やなあ」とか言ってたけど
来週来てたら遅かったな。
自分の中では今が見頃。まだ少し緑が残ってる方がいい。
見頃を過ぎてしまうと葉っぱがヨレヨレになってしまう。
だから、見頃は今だ!
毎年恒例の大台ヶ原登山。今回も大蛇嵓を拝むことが出来た。
これより先に登った石鎚山。うだる暑さだったので、今回は薄着しか準備しなかった。でも、それが大きな間違い。現地の気温3度。Tシャツ、ロンT、スエットパーカしかない。ジャケットない。フリースもない。でも外は冷たい突風が荒れ狂っていた。対策としては首にマフラーがわりにタオルを2枚巻く。焼け石に水。寒さに耐えきれない。寒さを誤魔化すために歩く。ひたすら歩く。登る。身体がホカホカしてきてもすぐに冷える。指先は凍傷になりそうなくらい冷たくなって、痺れている。感覚麻痺。大丈夫か?自分。
でも、ここまで来たからにはミッション遂行あるのみ。日の出ケ岳を経て、大蛇嵓へと向かう。鎖場に着いたはいいが凄い風。鎖を掴んでいないと身体が吹き飛ばされる。カメラを構えるが、風で身体が揺らされて固定できない。仕方ないので、シャッタースピードを早く切れるようにセットして連写。ビュービュー、ユラユラ。ガタガタ。カシャカシャ。ここで粘るつもりが無理。長時間滞在は死を意味する。そこで撤退。勇気ある撤退。それでもなんとか大蛇嵓の景色を撮った。よく頑張った!自分。えらいぞ。
石鎚登山・・・後編。
登りがあれば下りがある。山を下らねばならぬのだ。水は山頂で飲み干した。水無しで後を過ごさねばらない。
下りだから楽勝。と思いきや急斜面だから足を突っ張りながら下っていった。汗は出る出る。喉は渇く。でも水は無い。水がないのがこんなにツラいなんて。
両脇に生えてる笹の葉。この笹の葉にミストが当たって露になった部分を舐める。あっちも舐め舐め。こっちも舐め舐め。変な人である。
嗚呼、水が欲しい。
早く下山したい。のに、足が攣った。やばいやばい。休憩する。何度も休憩した。中腹に差し掛かった時に霧が立ち込め雨が降り出した。
山道の脇に仰向けにぶっ倒れて天を仰ぐ。霧に包まれた森。なんて綺麗なんだろう。カメラを取り出してパチリ。これが天国なんだろうな。と天国気分に浸る。しばらく呆然。
雨が顔に当たって、おかげで身が引き締まった。また下山へ歩を進める。時々笹の葉を舐め舐め。なんとか喉の渇きを騙し騙し、誤魔化しながら無事に下山。
嗚呼、しんどかった。
今回のまとめ・・・
●水は大事
石鎚登山と言ってもルートは色々ある。一番簡単なのはロープーウェイを使って一足飛びに山頂手前まで向かうコース。でも、もひとつ面白くないので、限りなく初級に近い中級コースを選んだ。
早朝、車で葛折りの道を運転して登山口に到着。カメラ機材と昼食と水を背負って、朝8時過ぎに登山開始。序盤好調。思っていたより登りやすい。これなら簡単に山頂に着きそうだ。登っては写真を撮り、また登っては写真を撮り、マイペースに進む。
尾根伝いに伸びるコースだったので、見晴らしのいい景色を眺めることが出来て、登っていて楽しい。順調に進んでいくと徐々に勾配がキツくなってきた。大腿筋に負荷がかかり始める。中盤はしんどいしんどい。どこまでこの斜面は続くのだろう。どこまでも続く。そして勾配もさらにキツくなる。
石鎚山は1982Mの高地。きっと寒いくらいに涼しいだろうと予想してたのに、妙に蒸し暑い。休憩のたびに水を飲む。ちびちびと節約しながら。持参した水は600ミリ。どんどん減っていく。汗だく。滴り落ちる汗。汗。汗。
途中で道標発見。山頂まで3キロ。たった3キロ?いや、まだまだ3キロ。山の3キロは長いのだ。それでも登るしかない。男は黙々と登る。やがて、鳥居が登場。そこには頂上まであと0.6キロ。よっしゃ。600メートル。楽勝。
が、その600メートルがさらに急斜面。断崖絶壁に組まれた頑丈な鉄で出来た梯子のような階段が続く。これがキツい。しんどい。勘弁して。600メートルを勢いで一気に登るつもりが何度も休憩。足パンパン。
それでもあともう少しと自分を宥めながら、頂上到着。一気に水を飲み干す。頂上に着いて登山客が休憩している付近を歩き回ると、なんと更にまた先があった。天狗岳である。でも、あいにく霧がかかって真っ白。
頂上に着く前、登山途中に下ってくる人がいたので訊ねてみた。
『天狗岳は見えましたか?』
『いえ、残念だけどガスがかかってダメでした。粘って待ったんですけどね』
と。。。
そうか、天狗岳、今日は見れないのか・・・。と思いながら頂上に着いてみれば、その通り。真っ白けっけ。深い霧がかかって全然ダメ。
そこで待つこと20分。霧が一瞬取れた。天狗岳の先が登場した。切り立った崖。それに向かってトライする人。人のウェアが点になって見えている。絶景。
すかさずシャッターを切る。霧がまたかかったり無くなったり。霧が晴れた合間を縫えたのは時間にして10分ほど。それ以降は真っ白に。幸い今回の目的であった天狗岳の撮影。ミッションクリアしたので大満足である。
ん?天狗岳のてっぺんまで登ったかって?当然・・・見送りました。だって怖いもん。足すくむよ。マジで。撮影できれば、それで良し!
今回のまとめ・・・
●石鎚登山は正直キツイ