2020年1月31日金曜日

[赤]


公園の植え込みで見つけた背の低い赤い葉たち。何の葉なのだろう?

2020年1月30日木曜日

2020年1月29日水曜日

[カメラの視点]



いつもは通り過ぎているどうってことない風景もファインダーを通すと面白く見えてくるから不思議だ。

こちらのもそのひとつ。これは一体何を撮ったのか。

恐らく判る人はいないだろう。
何をどう撮ったかを説明しようかとも考えたが
多分これをじっくりと読みこんでる人はいないと思われるのでやめた。
細かく説明するだけ野暮かなとも思ったし。
(何か気になって眠れない人はコメントください。お答えします)






2020年1月28日火曜日

[写真のお話] 構図やら写真の分野とか



写真と構図は切り離せないテーマである。
構図の良し悪しで写真の良し悪しも左右される。

そこで、ここで構図の考えをまとめてみた。
と、書こうと思ったけど、さわりだけ説明する。

なので、ここで書くのは概論だけなので、
構図の説明を読みたいと思った方は閉じた方がいい。

*****************************

著名な写真家の中には構図が全く出来てない人も一杯いる。
なんじゃこりゃ?と私的には首をかしげたくなる物もある。
それもまた表現のひとつと言えるので、あえて否定はしない。

前にも触れたが作品としての写真で重要な要素は気持ちなのである。
自分の気持ちを注入して作品が完結する。

また構図という考えを取り入れて、写真を撮ろうとする。
すると、まず構図ありきで、気持ちが二の次になりがちになる。
つまり本末転倒に陥りやすい。

何の為に写真を撮っているのか?
まず、先にそれを考えてみよう。

写真といっても色々な分野ある。ここで大まかに分類する。

●記録
伝達
商業
●芸術

今思いつくところだと、こんなところであろうか。
もしかしたら他にもあるかもしれないけれど、
それぞれを説明すると・・・

●記録・・・簡単に言うと家族写真がそれである。
生まれてから死ぬまで、写真を撮ったり撮られたり、生活の一部として無くてはならない物。今だとみんなスマホでハイチーズだろうか。スナップやメモがわりとしても役立つ。なので構図はさほど気にする必要は無い。

伝達・・・簡単に言うと報道写真がそれである。
人に事実を伝えるための手段なので、見た人が事象をすぐに把握して貰えるというのが一番大事となる。友人の新聞記者に聞くと、撮るのは必ずJPEG形式。RAW形式ではない。スピードが優先だから。構図は考えて撮られてる物と、でない物が両方混在する。

商業・・・簡単に言うと広告写真がそれである。
スーパーのチラシやパンフレット。物撮りなので、自分の気持ちを外さないといけない。あくまで客観的に撮る。その商品が売れるのが目的だから。構図は存在するが、大体が同じような構図。凝りすぎるとクライアントからダメとなる。

芸術・・・簡単に言うと額に入れて飾りたい写真がそれである。
作品として、眺めたい、うっとりする、感動する写真。一般の人が写真を趣味でやっていくのに目指しているのはこれだろう。私がやってる写真も主にこの分野である。カメラマンではなく写真家。写真をアートに域まで高める。だから構図が重要。

前置きが長くなったが、話を構図に戻す。
構図にも色々。例えば、日の丸構図、シンメトリー構図、三分割構図などなど。
ここでそれらを事細かく説明しない。

学校やスクール以外で学ぶなら、絵画鑑賞がお勧め。
絵画の中に沢山のヒントが隠されいる。
名作を何気に眺めるだけでも脳に蓄積されて自分の力となる。
次第に構図を考えなくても、知らず知らずのうちに構図が決まるようになる。
今流行りのAIによるディープラーニングに近い。

構図の話は今回で以上である。
本題に入りそうで具体的な説明をせず終わったので
最後まで読んだ人はモヤモヤした気分かもしれない。
期待された方、申し訳ない。

また偏屈に書いてしまった。
こんな人がブログ書くのは向いてないのかもしれない。
まあいい。また自分の好きなようにやっていく。


*******************

後回しになったが今回掲載の写真のコーナー。
レタス畑である。
まず緑が美しい。色が少ない冬。貴重な鮮やかな緑。レタスに感謝。
あと、畑が作るライン。畑萌えである。
ちなみに使ったレンズは先日ご紹介したボディキャップレンズ
楽ちんレンズだけど、構図はしっかり押さえてる。
ライン構成なり。










2020年1月26日日曜日

2020年1月25日土曜日

[水仙発見] 花撮り



先日書いたお地蔵さんに添えてあった水仙を見て、水仙を探しに出かけた。すると灯台もと暗しで家の庭に黄色い水仙が自生していた。が、時既に遅し。もう枯れかけてしまってたので、絵にしづらい。諦めて、他の場所を探す。すると山の遊歩道の傍らに白い水仙を発見。

水仙という花、さてどう料理しようか。
もちろん調理という意味ではなく、どういう風に撮るか。
(そういや、水仙の葉をニラと間違えて食中毒を起こしたという事故があったな。)

私は被写体をその被写体の特徴を活かして撮るという事はあまりやらない。(仕事の依頼は別)あまり人がやらないようなアングルで撮るのが好き。だから、今回もそんな調子で撮った。


前をぼかして、ふんわりパチリ。


どんなレンズを使ったかとかは野暮になるから伏せておく。
レビュワーではないので、基本伏せる。が、気分によっては記事に書く。
どっちやねん?







2020年1月23日木曜日

[海と空] 多重露光で作品創作


海と空を組み合わせて多重露光で撮影した。
レンズはLomogon 2.5/32 Art Lens」を使った。

さて、今回は何から書こうか。
いつも記事の内容に困る。

このブログは私の独り言を中心に書いていってるが、
たまたま立ち寄った方が、写真に興味があっても撮影そのもに関しては詳しくないかもしれない。そうなるといきなり写真用語をいっぱい持ち込んで書き進めても良いものだろうか。また、逆に写真を撮る事に興味があって、どうやったらこういった風に撮れるのかを調べたいと思って読まれてるかもしれない。一体どっちだろう?

まずはとにかく私がこの作品を創作した狙い。前に書いた「気持ち」の部分である。
訪れたのは冬の海。そこで撮影を行っていた。吹き付ける風が冷たい。
海が被写体なので、海を絡めて色々なカットを撮影していた。
海が少しと空とか、空が少しと海を広くとか。ウインドサーフィンを絡めるとか。
そうやって色々と撮っていると、空の雲が良い感じな表情を見せてくれた。

そこで、レンズの向きを変え、海をそっちのけで空を撮る。
空を撮った後で、今度は下を向くと美しい海だ。
そうだ。画面の中に両方を閉じ込めよう。
というところから、多重露光という作戦となった。

今回カメラにつけたレンズはおNEWのレンズ。
Lomogon 2.5/32 Art Lensはまだ一般発売される前のものだ。
気がつけばなぜか手元にあった。
まだ、それほど使ってないのだけれど、何となく色のりが良い。
濃厚に色が出る。もっちもちでコッテリな感じが気に入った。
先日投稿した[濃厚な色] というタイトルで載せた作品が、このレンズで撮ったもの。
空の青がとても濃い。ブルーフェチの私はそれだけでもこのレンズを所有する十分価値があると思っている。自己満足。

と書いていくと、レンズデビューっぽくなり話が説明っぽくなるので、レンズの話はこれにて終了。このブログは仕事じゃないし。

話を戻そう。そう、多重露光が今回のお話。
これも詳しくは書くつもりはない。ただヒントにはなると思う。
カメラにもよるが、多重露光撮影のモードがついてる物がある。
それを使って撮るのが一番簡単で合理的。

パソコンを持ってる人はフォトショップを使って、
微妙にさじ加減を調整すると完成度が高まる。
テクニックが書かれた本とか読む時間があったら実際に撮ろう。
身体で憶える。これが一番。

今回の作品は空の成分がほとんど。
海は隠し味とした。
海のテクスチャだけをエッセンスに加えてある。
絵を描いてる人であれば、マチエールといった方がわかりやすいだろう。

マチエールをわかりやすく言葉でいうと風合いといったところだろうか。
空の青と雲の陰影に海の波やビーチの石の風合いを加える。

大事な事。気持ちの他にも心地よさだったり、冬の冷たさだったり
自分がその現場で感じたもの。受け取ったものを写真の中に込めるのだ。

この多重露光という写真表現はアートにもなりうる。
ちょっとアーティスティックに。
そんな気分になったら試しにやってみよう。





2020年1月21日火曜日

[冬の華]



色が少ない冬。モノクロな写真に走りがちだったけど
華やかな彩りを発見。すかさずシャッターを切った。

種明かしをすると、この裏にはお地蔵さんがいらっしゃる。
お地蔵さんの左右に花がいけられていて、それを撮らせてもらった訳。

お地蔵さんと花の組み合わせで撮ったカットもあるのだけれど、
そのコンビネーションだと、花の華やかさが消え、渋い感じになってしまう。
なので、花でお地蔵さんを隠した。済まぬ、お地蔵さん。

水仙が見える。
そうか。冬に咲く花。水仙ね。
探せば近くでも見つかるかもしれない。
また徘徊してみよう。




2020年1月20日月曜日

[写真の掲載を考える] ウェブ掲載の意義と異議



写真家ってのは撮ってなんぼの世界だが、ネットに画像をアップする事に対して色々考えてしまう。複雑な気持ち。悪用されるのがコワイ。

反面悪い面だけではなく、良い面もある。仕事として採用されたりね。これまでも何度もあって、作品を購入して下さったり、教科書に採用されたりと色々。メールで問い合わせがきて、有り難いことに、大体すぐお仕事成立となっていた。でも、ここ最近はネットを疎かにしてるので、怠けているぶん問い合わせが減っている。それを考えれば作品をウェブに載せていく必要性がある。画像をダウンロード出来ないようプロテクトをかける事も出来るが、たとえば担当者が社内外でプレゼンをかける為に資料作成するとかになると、ウェブ画像を落とせた方が都合がいい。そこでジレンマに陥る。

対策のひとつとしてはクレジットを入れる。ウォーターマークを入れる。
そうすることで、そこそこの対策になる。


ちょっと調査がてらグーグルで「写真、掲載」で検索をかけてみた。

そしたら、トップ表示の上から数番目のブログ記事を見て驚愕、唖然とした。

・・・ネットで拾ってきた画像は、「トリミング」はダメでも「縮小」はOK。出典を明記しましょう。基本的に許可を取る必要はありませんが、中には著作者に直接許可を取らなければ画像を一切使えないサイトもあります。・・・云々。そんな感じ。

冗談でしょう。大いに異議あり!

基本的に許可を取る必要がないなんて、あり得ない。

●転用の場合には必ず運営者に問い合わせをする。
●使用許可を求める。
●有料か無料かを確認する。
●クレジットを明記するか、もしくはどこからの転用かを明示する。
●更に許可を得て掲載してるので転用一切禁止と一文を添える。

こういった手続きを踏まないと転載する資格は無い。と断言しよう。
写真の世界を舐めている。この方は著作権について全くの無知である。
こういった事をする輩が増えていくと写真の文化が衰退していくと思う。
(悲しきかな、そうなっていってるのが現状)

中には著作者に直接許可を取らなければ画像を一切使えないサイトもある」という部分は著作者には必ず直接許可を取らなければ画像を一切使えないと書かないと駄目だ。

またロイヤリティーフリーの会社から料金を払って掲載しているブログも多々ある。
それはロイヤリティーフリーの会社が料金を払った本人(会社)に許可しているのであって、
その本人(会社)がどう使おうが自由であるが、第三者の使用は認められていない。
万が一、そういった画像に手を出してしまった場合には法に触れるのである。

以前、私も実際に無断使用された事がある。
その方には全て私の画像を消去して貰った。
損害賠償まではやらなかったが。


嗚呼、無法地帯となっていくネット世界を危惧してしまう。


そんな経験も手伝ってか、おいそれと作品をアップするのは如何した物だろうと考え更新するのが臆病になってしまっている。今年になってブログを再開したが、無難にスナップ的な写真を多くしている。昨年までは作品性のある写真を意識してアップしていた。今年また作品性が高い写真を載せるかどうかは目下検討中である。様子見ってところか。



●掲載画像の大きさ

これがまた悩ましい問題だ。
自分のメインサイトに掲載している写真は長辺が540ピクセルに統一している。
またブログをやり始めた頃は長辺450ピクセル。と小さめであった。
それが時代とともにブログで扱われる画像が次第に大きくなっていく。
私も時代に合わせて仕方なく画像を大きくしていった。
遂には長辺1280ピクセルまで達した。
1280ピクセルまで大きくすると、やりようによっては悪用可能な大きさだ。

それから時代はまた進む。
どうも今の時代はパソコンよりもスマホ。
日本では特にiPhoneでネットを見る人の数が圧倒的多数らしい。
そうなれば、メインサイトで設定している長辺540ピクセルの大きさで十分ということになる。
なのでブログ掲載の画像は600ピクセルにサイズダウンしようと思った。
が、パソコンで見る人もいるので、スマホとの間をとった。
長辺が900ピクセル。それが今のブログの画像の大きさ。
これもまた時代に合わせて変えるかもしれない。

こんなことで悩んだりするからネットの世界は面倒だ。
いっそ止めたら?ともう一人の自分が囁く。

それでも折角ブログを再開したのだから、せめて一ヶ月は続けよう。
そして、一ヶ月後に自分会議を開いて継続か休止かを決める。
それまでは引き続き自分の好きなようにやるつもりだ。


********************

そうそう、つい熱くなってしまって、今回の写真の事について書くのを忘れるところだった。

今回のは作品というよりかはスナップだな。
だからといって勝手に使ったらダメ!

こちらは、先日に書いた記事のお散歩レンズで撮ったもの。
ボディキャップレンズなので、気軽にパチリである。

この日は晴天でお散歩日和。
そんな時は青空に抜いて撮るのが一番。
そのまま撮っても面白くないのでカメラを傾けてシュートした。
この傾け具合が大事で、少し角度が違うだけで駄目写真となる。

では、今日はここまで。




2020年1月19日日曜日

[撮影地の開拓] 被写体を求めて



気に入った撮影地は何度足を運んでも飽きない。
でも、やっぱり何回もとなるといい加減飽きる。

そこで、冬の被写体を求めて車を走らせた。その距離、家から5分。
歩いてでもいける距離だが、風が冷たかったので、車を出動させた。

そこはワイドに広がる大自然。と言いたいところだが、ただの公園。
まだ新しい公園で、半分は工事中。残り半分だけ市民に開放してた。

車から降りて、奥へ奥へと歩いて行く。
思ったより敷地が広い。

また更に奥へ進もうとしたところで、
工事のオジサンから「4時半に閉まるで」と声をかけられる。
時計を見ると4時。奥まで進んでたので入り口に戻る時間を考えると戻らねば。

その時点で写真を1枚も撮っていなかったので、
証拠写真でも何でも何か撮ろうと思った。

ふと見ると、小さな池があって、傍らに味のある枯れ木。
よし、これだ。これだけ撮って帰ろう。

夕方の斜光に池が照らされて美しい。
シャッターを切った。
時間がないので、たった3カットだけ。

撮り終わって、入り口へと急ぐ。
中間ゲートが閉まってたので足でまたぐ。

あと少しで入り口というところで別の池に渡り鳥。
池の中央にまん丸なのがグルグル回転している。

池を撹拌させる設備の一種なのか。
いや違う。目をこすって凝視する。

数十羽の鳥が反時計回りにグルグル回っていたのであった。
しかも正円で。こんなのは初めて見た。

写真は?となるが、
つけていたレンズは50mmのSummaritオンリー。
たとえ撮ったとも証拠写真にもならない。
出来れば望遠レンズを使ってムービーで撮りたかったな。そんなシーンであった。
仕方ないので、網膜シャッターだけを切って、脳裏に焼き付けた。

というお話で、今回はただのエピソードだけ。
撮影の参考になるようなお話ではない。
まさに単なる日記。
独り言。



2020年1月18日土曜日

[お散歩レンズ] OLYMPUS


オリンパスが出してる ボディキャップレンズ  BCL-1580
2020年1月時点での価格が最安2722円。激安。

これは是非とも試してみたい。
そこで価格コムで探りを入れる。
作例を見てみた。正直イマイチ。
やめておこうと思った。
でも、指が勝手に動いてポチッってしまった。
例え失敗したとしても安いから諦めがつく。

実はもう既にこれで撮った写真を当ブログにアップしてたりする。

[プロの写真家になるには]
[消えゆく景色]


これらが、このレンズで撮ったもの。
ご覧のように作品として十分通用する。
結論、このレンズは使える。

但し、長所、短所はある。

●長所
パンフォーカスなので、ピント合わせ不要。ただ押すだけ。
薄い、軽い。ポケットに入る。機動力に優れる。
見た目がラブリーでカワイイ。

●短所
周辺部の描写が甘い。それを味と思える人には願ったり叶ったり。
遠く(山など)にピントが合わない。つまり山や空の撮影には向かない。
開放F値が8なので暗い場所だとシャッタースピードが遅くなる。

自前のカメラがオリンパスかパナソニックであれば、
このレンズは買って損はないと断言する。

さて、今日もこれ持ってお散歩することにしよう。




追記:後で見ると、2990円に値段が上がってた。

追追記:2020/2時点で2170円。投げ売り状態。






[instagramのこだわり]




katofum。それが私のアカウントである。
周りに宣伝してないので知る人ぞ知る。
しかも、現在はずっと放置したままである。

このinstagram。結構前からやっている。やっていた。かな。
以前はinstagramのフォーマットは正方。つまり真四角。
中判写真で6x6をやっていた人にはお馴染みであっても、
一般の人からすると新鮮に映っていたはずだ。

そんな四角の世界が気に入ってた。
ところが、ある日のことinstagramのポリシーが変更される。
真四角でなくても何でもアリとなる。
真四角という縛りの中で世界のアーティスト達が
色々な表現をやってきたというのに、崩された。
ゲゲゲである。

四角の他に横長、縦長、ごった煮になってしまったけど
私は頑なに真四角の作品をアップしていった。

そしてまたある日、instagramがまた仕様に変更が加わる。
写真のアイコンのサイズが少し大きくなった。
それによって、写真と写真の間のスペースが異常に狭くなった。
それによって、隣の色と色が喧嘩したり
隣同士の写真がお互い干渉することになってしまった。

そこで私がどうしたか。
真四角と16x9の作品を交互にアップするようにしたのである。
そうすれば干渉しあうという問題が解決する。
またメリハリがつくので、1点1点が見栄えが良くなる。
スッキリ見える。

私の投稿のタイトルやフレーズはほとんどが英語表記。
日本だけでなく世界のあらゆる人々に見て貰おうというのが理由。
だからフォロワーさんには外国の人がそれなりに存在する。
逆に日本人にはとっつきにくいのかスルーされやすい。

今年になってブログを再開したので、
instagramも再開しようかと思いながらも重たい腰が上がらない。
ずっとログインしてないから、フォロワーさんの写真を見ていない。

******************************


ところでinstagramの世界の中で苦手なものがある。

・セルフィー・・・自撮りというヤツ。私もプロフィール用に必要な時があるので数回やったけど、もういい。正直恥ずかしい。中には自分の顔だけで埋め尽くしてる人もいる。それを見ると「どんだけ自分好きやねん」と突っ込みたくなる。

・写真好きな人と繋がりたいというハッシュタグ・・・これつけてる人の多いこと。私は一度も付けたことが無い。理由は写真好きな人と別に繋がりたいと思わないから。色々交友関係を広げるのは好き。でも写真にかかわらず色々な人と繋がりたい。偏屈かな?

・インスタ映えという言葉・・・誰が考えたんだろね。誰もかれもが写真に映えるものを撮ろうと血眼になって探し求めている。instagramで流行る場所には大量の人が群がる。撮った写真は過度に加工されたりする。そんなにイイネが欲しいかね?


そういった事が嫌になってinstagramを放置する事になった。
と、言うわけでは無く、放置の最大の理由は頻繁に出るくる広告だ。
半年放置してるので現状は知らないが、
最後に見てた時はフォローしてる人の写真5枚くらいに広告が1枚の割合。
そんな頻度だったような気がする。
特に一番嫌なのは動画の広告。この動画が鬱陶しい。目が疲れる。
よって、すぐ閉じる。というわけで次第にinstagramから離れた。
facebookもだけど、instagramもカオスの世界になった。

そんな事なので、やっぱり放置しておこう。
気が向いたら再開する。






2020年1月17日金曜日

[オールドレンズの勧め]



私は沢山のオールドレンズを用いて色々な作品を撮影しているので、生徒さんからも「お勧めのオールドレンズ」を時々聞かれることがある。

今回何本かピックアップして紹介記事でも書こうと思ったけどやめた。あくまで、オールドレンズはお勧めだというお話。なので興味なければスルーしてほしい。

まずグーグルでオールドレンズとワードを入れて検索してみる。
TOP3(2020年1月時点で)は・・・
「今から始めるオールドレンズ」・・・カメラのキタムラ
「オールドレンズのおすすめ10選」・・・聞いたことがないサイト
「初心者におすすめのオールドレンズ17選」・・・サンライズカメラ
それ以降もお勧め的な記事が続くが、
取り上げられているレンズは似たり寄ったりである。
ヘリオスやスーパータクマー、プラナーなど重複してたりもする。
オールドレンズをこれからという人にはそこそこ参考になると思う。

どれもこれもコピペ的なサイトが多い中、私がバイブルとしてるサイトはひとつだけ。
「M42 Mount Spiral」これだけだ。非常に参考になるのでお勧めのサイト。

どのオールドレンズにするか迷ってる人はレンズのレンタルサービスを利用する手も。
「TORUNO」で借りて試せる。私本人は利用したことないけど、良さそう。

*オールドレンズを買う前に注意すること。
マウントが自分のカメラに合うかどうか。これ重要。
前にカメラ買うならソニーと書いた理由がこれだ。
大抵のオールドレンズならソニーのミラーレスにつけられる。

********************************


それではまた、例によって私の独断と偏見で書き進めよう。

まず私のオールドレンズ遍歴。
ロシアのレンズ、インダスターを購入。
次に同じくロシアレンズのヘリオスを購入。
どちらも値段が安い。買った一番の理由はそこ。
たまたまポチっただけ。
それまでは全く興味が無かった。
それだけで終わりだと思っていた。
考えが甘かった。
そこから沼へ落ちていく。
まあそれもどうでもいいことだから、端折る。

折角なのでお勧めのオールドレンズ一本・・・

Jupiter-3 50mm f/1.5

ロシアのレンズである。
その良さや特徴は他の人が山ほど書いているので
あらためて細かく書く必要もなかろう。
レビュー記事は参考にはなるが、やはり実際に使ってみるのが一番だ。
それに尽きる。

まずは外観のデザイン。アルミで出来た白胴鏡が美しい。
えっ、そこ?と思うかもしれない。
でもデザインは大事。
カメラにつけてカッコイイとテンションが上がる。

写りの気に入ってるところは描写が柔らかいところ。
絞りを開放にして撮ると面白い。
逆に絞るとつまらない。
周辺部に適度な光量落ちがあるので印象深い写真が撮れる。
現代レンズの定義からすると失格だけど
それもまたオールドレンズの面白さだ。

因みに、このレンズの復刻版が登場した。

Jupiter-3+ 50mm f/1.5

名前にプラスが加わって登場。
このレンズがまた素晴らしい。新旧両方を所有してるが、
本音を言うと復刻版の方がオリジナルより更にいい。

同じゾナーのレンズ構成なので、同様の柔らかい描写。
違いは色のり。オリジナルはあっさり。復刻版はコッテリ。
おそらくコーティングが施されてるおかげかな。

復刻版はあいにく在庫が無いので中古で手に入れるしか無い。
でもって、見つかっても値段がそこそこ高い。
なので、オリジナルのオールドジュピターを買うのが賢明だろう。
何せアルミなので軽いし小さい。今のミラーレスにアダプター経由でつけられる。
中古で1万5千円くらいかな。
ショップだと3万くらいだろうか。

★今回の作品はオールドレンズのジュピターで撮ったもの★

中央部はしっかり解像するも、周辺部はモンワリ。
この風合いがたまらない。
カラー作品として以前に講師のお仕事で生徒さん向けに撮ったものを
モノクロ作品としてRAWデータからリマスター。
オールドレンズにはモノクロ表現がよく似合う。

自分的には作品として好きなので
これをただの作例として置きたくなかったのだけれど、
ただ文章だけだと説得力がないので、取り上げた。

この日は天気が悪く雨が降ったり止んだり。
おかげで観光客の姿はまばらで、誰もいない遊歩道を撮る事が出来た。
先日の「道」の作品も好きだけど、今回の「道」も好き。
やはり自分は道ってのが好きなんだろうなと思った。




2020年1月16日木曜日

[消えゆく景色]



形ある物は無くなってしまう。
この世に永遠という物は無い。
朽ちていく姿。
それもまた何故か心惹かれる。

路地裏を探検すると一軒の廃屋。
かつて土蔵だったのか。
白壁があるし、その上に張った板も見える。
でも、それらが剥がれて中の土壁がむき出し。

その先を歩くと、同じような廃屋の取り壊し作業をやっていた。
この廃屋もいずれなくなるのだろう。
そうやって昔の建物が次々と消えていく。
新しい家が建つと、そこに何があったのかが思い出せない。

消える前にまた訪れよう。
写真を撮るということは記録を残すという行為でもあるから。




2020年1月15日水曜日

[道] 身近な風景を撮る



道が好きだ。
中でも農道。
曲がりくねったワインディングロード。
きっと川などの自然に合わせた形なのだろう。

畑には刈られた稲の跡。
殺風景の中に轍のカーブがくっきり浮き出ていた。
そんな道になんだか惹かれるのである。

ブログを再開して三日坊主にならず10日が過ぎた。
なのにfacebookでの癖が抜け切らない。
つい不特定の誰かに向けて書いてたりもする。
基本はきままな独り言を投稿しようと思っているのに矛盾してる。
もうひとつ、方向性が定まらない。

さて、これからどういう道を辿ろうか。先のことは全然決めていない。
今年は「目標を決めない」、それが私の今年の抱負だ。
これまでは目標を決めて達成しては次の目標に向けてを繰り返してきた。
今は何も目標を置いていない。そんな人生もあってもいいと思っている。
肩を張らず力を抜いて、無理に頑張らない。それでいい。

写真のことで調べ物するついでに色々なサイトに立ち寄ってみた。
私のように突然プッツリ長い間放置されてるブログも散見された。
逆に広告一杯貼り付けて頑張ってる感バリバリのブログもある。
山ほどあるので、私のブログなんぞ埋もれてる存在だ。
だからといって、今風のブログにするのは嫌だ。

ネットを見るとパターンが皆同じ。見やすい反面つまらない。
ヘッドがあり本文があり、写真とイラストが文と文の間に大きく挿入。
所々に広告が貼られて、最後に広告とブログコンテンツとリンク。

何故に似通ったスタイルばかりなのかを自分なりに調べてみた。
すぐにわかった。ブログビジネスだ。
ブログで利益を得るためには、どうちゃらこうちゃら・・・
そんなノウハウ紹介のサイトがわんさか存在している。
道理でみんな飛びつくわけだ。
そのセオリーに沿って作っていくから、どれもこれも似てくるのだろう。
つまらん。実につまらん。

私はブロガーになって儲けようとも思わないし、ユーチューバーにもならない。
インフルエンサーとして有名になる気も更々無い。
誰からもアクセスされなくても構わない。
今のブログはただの日記がわりみたいなものだし。
だから好きなようにやる。

と、こんな事を書いてたら誰からも相手にされず、すぐ閉じられるんだろな。
まあ、これでいいや。

また独り言は続く・・・




2020年1月14日火曜日

[海辺の撮影] Summarit


LEICA Summarit 50mm f1.5で撮る海辺の写真。
包み込むようなフレア。白波に当たる光の滲みが美しい。

先にアップした写真より断然こちらの方が好き。
ほんの少し荒れた海が冬っぽい。

レンズが50mmの画角なので、波打ち際が入りきらない。
そこで、ローアングル作戦。
ビーチに横に寝っ転がってファインダーをのぞく。
ビーチの石が冷たくて身体が冷える。
でもアドレナリンのせいか全然寒くない。
撮影に集中。

このレンズについては先にもう書いてしまったので、さて何を書こう。
無理に色々書かなくてもいいのだけど。

そうだ。撮影の姿勢だな。
姿勢といっても立ったり座ったりという意味ではない。
被写体と向き合う姿勢ってこと。

今の時代大体のことはカメラまかせでオートで撮れる。
デジタルカメラに標準ズーム一本で大抵の物は撮れる。
そうすると人間は楽するようになる。
ただシャッターを押すだけ。
それで満足なのか。
ん〜、満足してる人もいるか。

私の場合は写真を楽しむ派なので、
色々な事をやって遊ぶ。

今回はカメラにマニュアル単焦点レンズ一本のみというゲーム。
縛りをもうけることで、人間いろいろ工夫するものだ。

たとえば広角レンズがあれば、簡単に手前の波打ち際は画角に入る。
これが標準レンズだと海と空を組み合わせて撮るのか
あるいは海と波打ち際を組み合わせて撮るかの二択に迫られる。
そこで、ビーチに横たわる。すると空、海、波打ち際のみっつ全部入る。
人は考えることで成長する。

アングルの話だけではない。
横たわることによって、海の潮の香りを嗅ぎながら撮れる。
海を五感で感じることで、写真の中に気持ちが入る。
この気持ちを入れるというのが写真の中で一番大切なこと。
先日、生徒さんの講評の時にも講師として同じ事を言った。
そして自分自身も再確認をした。

まあ他にも色々あるけど、長くなるのでこのへんで。
写真の話をしだすと止まらなくなるから困る。

*参考・・・Summaritで撮ったヒメボタル



[ライカで海を撮る] Summarit



ライカのレンズ、Summarit 50mm f1.5 これ一本だけカメラにつけて海を撮りに行った。
冬枯れの風景ばかりを撮っていたので、気が滅入ってたので気分転換である。

昨日はいい天気。まさに撮影日和。
でも冬だし、海岸は風が吹きっさらしなので寒い。

海を眺めるとウインドサーフィンが行ったり来たり。
海らしい有り難い被写体。

波打ち際まで来ると冷たい風がビュービュー。
何枚かシャッター切ったら、さっさと帰ろう。
と思ってたが、写欲のほうが勝った。
寒い中で何時間も粘った。

Summarit 50mm f1.5
ライカのレンズは高価だから買うな前記事に書いたけど、
実は所有しているずるい人である。(中古で安かった)

レンズの説明は端折るつもりだったが、
もし、何も知らない方がたまたまこれを読んでたら
なんのこっちゃとなるので、ざっくり説明を入れておく。

単焦点レンズ。
オートフォーカスも手ぶれ機能も無し。
電子接点も無し。全てマニュアル操作。
ライカのカメラじゃなくてもミラーレスで使える。
描写は柔らかい。フレアがよく出る。

写真がある程度撮れるようになった人だと
たいていの場合、風景を撮る時に絞りを絞る。f8とかf11とか。
そして奥も手前もかっちりピントが合うようにする。
間違いじゃないけど、そればっかだと面白くない。

このズマリット含めてオールドレンズは開放描写が楽しい。
今回も解放値f1.5縛りで撮影。シャッタースピードは1/8000
スピードが速いウインドサーフィンをしっかり止めて撮れる。
ただ、太陽が当たってる部分はフワッと滲む。

この滲みをピントが甘く見えるから嫌だという人もいる。
私はこの滲みこそが味なので大好きだ。
その滲みを活かしてヒメボタルの撮影にも時々使っている。

また玉ボケにも特徴があり背景の周辺部がまん丸でなくオニギリ型になったりする。
それもまた面白いので、いつかまた紹介しよう。

今回はレンズ紹介という形でブログを書いたが、
当ブログをレンズレビューという形式にするつもりはない。
オールドレンズについてはもう既に沢山の方々が語っておられることだし。
それらの一部は本当に為になる。が、大部分は素人によるなんちゃって記事ばかり。

だから、レンズというものは実際に自分で使ってみないとわからない。
莫大な所有レンズの中から、撮影のお供にどれにするかを選ぶのも楽しい。
防湿庫の中で眠り続けてるコもいれば、頻繁に駆り出されるコまで色々。
レンズの特徴を活かすこともあるが、一番大きいのはその日の気分である。

自分に合ったレンズをカメラにつけているとテンションが上がる。
それが功を奏していい写真が撮れることだってある。
だから、レンズって大事。いいレンズと巡り会いますように。
Good luck!!!





2020年1月13日月曜日

[パンダ]



なんてことはない。
ただのパンダである。

動物を撮り方を書くので参考にしてほしい。
とか書こうと思ったがやめた。

この笑顔だけで十分じゃ無いか。




[日本] 番外編



写真に関する事だけを書いていこうと思ったが、
どうせ誰も見ていないブログである。
なので、たまには好き勝手な事も書こう。

テーマは「日本」について

なんという壮大なテーマだろう。が、内容はただのボヤキ。
鬱憤を読まされるだけなので、すぐに閉じて貰って結構。
(でも日本国民の大多数が思っていること)

消費税が上がった。庶民が更に生きづらい時代になった。
色々なものが値上がりした。
私にとって一番許せないのが車だ。
消費税前に普通車から軽自動車に換えた。
高速料金を抑えられるのが理由。
ただその高速料金。そもそもが馬鹿高い。
以前は千円の時もあった。半額割引もあった。
現在は3割が上限。それもいつまであるかわからない。
なので最近は極力下道を使うようにしている。
車にかかる税金が一番アホらしい。
ガソリン代、二重課税という詐欺。
いつか写真家を卒業する日が来れば速攻で手放そうと思っている。

政治家は詐欺師。
私腹を肥やす悪党の集団。
悪い事をすれば牢屋に入れられるが、日本は違うらしい。
桜を見るなんとかでは血税を搾取したにもかかわらず証拠隠滅。
誰も責任をとらない。握りつぶす。
反社と交流。悪党同士でさぞ楽しかろう。
カジノという国による賭博場計画。賄賂の温床。
国による年金詐欺。
オリンピックという利権漁り。土建屋が儲かりリベート受け取る政治家。
政治家と大企業は税金優遇、庶民の税金は上がる一方。
時代劇と同じ。お代官様と水飲み百姓の構図。

かつて住専問題があり銀行に税金が使われた。
かつてリーマンショックでトヨタに税金が使われた。
救いの手が差しのばされて持ち直したが、
さて、我々にその見返りや恩恵があっただろうか?
何も無い。お礼も無い。
お礼があったとすれば、政治家だろう。
菓子箱の中には小判である。
献金という袖の下が庶民の知らないところで行われている。
広がる貧富の差。酷い話だ。

上級国民。
日本では上級国民であれば法律は適用されないらしい。
どんな悪い事をしてもお咎め無し。
ジャーナリストも政治家お抱えになると裁判を握りつぶされる。
裁判員制度で死刑宣告を受けた被告。
最高裁で本人の思惑通り無期懲役となり万歳三唱。
これが法治国家であろうか?
弱者は泣き寝入りばかり。

辺野古。
裁判では国による埋め立てが認められなかったにもかかわらず
強引に埋め立てが強行された。法律は何の為にあるんだ。
反対派の人々は「プロ市民」と呼ばれて非難された。
プロなんかじゃない。沖縄を愛し、自然を愛する普通の人々だ。
建設派による世論誘導だと思っている。
いざ工事が始まると、地盤が弱く工事費用が見積もりを超える。
それも最初からわかっていた事だろう。
諫早の時も同じ。所詮日本は土建国家なのだ。

歪んで疲弊した日本。なのに誰もみんな黙っている。我慢してる。
香港では活発にデモが行われている。羨ましく思える。
羊のように飼い慣らされた日本人。お人好しもいいところ。


出来れば日本を離れたい。でも離れられない。
理由は写真だ。日本の自然は素晴らしい。
四季があり、バリエーションに富んでいる。
だから撮影の為に当分は日本に住むと思う。
不平不満を抱きながら。



[サザンカ]



色が少ない冬。
公園で色を見つけた。鮮やかなピンク。
山茶花が咲き、下には花びらがいっぱい。

冬の被写体探しに困ってた私にとっては有り難い。
ファインダーを覗いてアングル探し。
あ〜でもない、こ〜でもないと探るのが楽しい。

時間帯は夕方。
夕陽が射し込みフレアが入る。
そのフレアを画面に加えて構成。



2020年1月12日日曜日

[プロの写真家になるには]


写真を職業としたいと思ってる人は沢山いると思う。
そんな人は参考にして欲しい。

この世の中には写真が溢れかえっている。
そんな状況で写真でメシを食う。どんな方法があるのか。

・写真スタジオで働く
・プロの写真家に弟子入りする
・ブライダルカメラマンになる
・ストックフォトで稼ぐ
・写真を売り込む

おおざっぱに書くとこんな感じ。

それぞれについて細かく書くと・・・


●写真スタジオで働く
そのためにはまず芸大や写真学校で学んで卒業し、写真スタジオに就職しなければならない。順当にステップを踏む方法で堅実である。この世界は経験者を求めてる事が多く、なかなか就職するのも困難。そんな時には学校時代の先輩からのつてを頼るという方法もある。日本はコネ社会なので、交友関係を密にして入り込む。

スタジオに入り込めたとしよう。経験者でないので当然下働きばかりだ。昔はスタジオでは罵声と暴力が当たり前の世界であったが今は時代とともに減ったと聞く。そこで修行を積むと先輩格になりチーフになりクライアントと直接やり取り出来て、独立という道を辿る。商業写真なので何らしかの需要は担保されている。

但し不況のなので、求人募集は以前に比べ激減していると思われる。

●プロの写真家に弟子入りする
写真スタジオと似たようなものだが、著名なプロカメランの下で働く。アシスタントをしながらプロがやっていることを目で盗む。基本最初は下働き。写真とは関係の無い事をやらされる。つまり雑用ばかり。給料は出ないか手当程度。つまり食えない。ただ、何年かでも弟子にしてもらえれば、次のステップで「○○先生の事務所に在籍してました」という実績だけが手に入る。これをひとつの肩書きに加えて次の働き口を探すのである。

●ブライダルカメラマンになる
ハローワークの求人票で必ず目に付くのがこれ。結婚式場で結婚式を撮る。ポートレートが得意な人にお勧め。人物撮りが好きでチャンスを逃さなければ誰でも出来る。副業でやってる人も沢山いる。ストロボワークが必要だが、オートでも写真の出来が良ければオールオッケー。但し、前撮りでライティングを組んでの撮影は別。失敗が許されない仕事だが、フィルム時代に比べデジタルなのでカメラ2〜3台準備とダブルスロットルで回避出来る。

●ストックフォトで稼ぐ
今一番有名なところではピクスタであろうか。色々な面倒なステップを踏まずにど素人でも参入出来る。簡単な審査のみ。写真さえ良ければ契約成立。勘違いしてはいけないのはアート作品を売り込んではいけない。芸術性が評価されるわけではない。広告宣伝写真の素材として的確かが求められるので、いくら芸術的な作品であっても審査で落とされる。ただコツさえ掴めば先方にストックしてもらえる。問題はそこから。

写真を預けてもネットに自分の写真が公開されても選ばれなければ収入はゼロ。待ちの世界。すぐには売れないが素材写真のコツを掴んでコツコツとストック点数を増やしていけば徐々に売上げ報告が入る。

以前はハイアマチュアや食えないカメラマンの駆け込み寺だったのが、プロ(結構著名な写真家)も参入してクオリティーが上がってる。これからトライする人は淘汰されないように頑張って欲しい。

●写真を売り込む
私の場合がこれである。以前私は元々はデザイナー。次にプロカメラン相手のアドバイザー。写真はあくまで副業の位置づけ。であった。

ところがある日、友人の依頼で撮影した写真がひょんなことで出版社の目にとまり写真集が出版された。何を血迷ったか、それをきっかけに勢いでフリーの写真家となった。最初の内はとんとん拍子で順調。が、それも束の間。次第に仕事が減っていく。写真家として作家活動しかやらないつもりが、商業写真もこなしていった。それも次第に依頼が減っていく。

そこで、作品を持って上京し出版関係、カメラ関係を回って売り込みをかけた。電話をしてアポをとる。門前払いと思いきや大体が快く受けてくれた。面接後「後日また連絡します」となり結果待ち。後日返信があり結果8割採用となり、そこから忙しい日々が始まる。仕事が仕事を呼んで多忙の日々。

と書くと、メデタシメデタシの話であるが、数年前に両親の介護をきっかけに写真活動を全て休止した。すると一変。絶好調だったのが嘘のように真っ逆さま。仕事の依頼がパッタリ。これがフリーの世界だ。実に厳しい。けど、反面面白い。逆境も面白いハハハと笑い飛ばせるほどの気持ちの余裕が必要だ。ちなみに私の今は写真講師が主軸。


●まとめ
と言うことで、実力とやる気があれば写真のプロになるチャンスは幾らでもある。そのためには写真が上手いだけではダメ。営業力とバイタリティーがないとやっていけない。と付け加えておく。これからは紙媒体は見切ってデジタル絡みの仕事を目指すと良いだろう。


****************

追記・・・2020年現在、写真を取り巻く環境は非常に厳しい。

写真を委託販売して貰っている取引先のエージェントから届いた封筒。
源泉徴収票と書状。書状の中にあった文面を読む。

「超低価格や無料で写真を提供する格安販売サイトが台頭し、従来の価格で販売することは困難な状況となっております・・・云々」とのこと。

年を追うごとに売上げ減少。嗚呼、雀の涙にもならない。これが現実である。


2020年1月11日土曜日

[COLOR SKOPAR 21mm F4P]



ガソリンの価格が上がってるので遠征しての撮影を控えている。
今年に入っての撮影は専ら徒歩による撮影。
冬になると目に飛び込んでくる色数が少ない。
荒涼とした無彩色な世界。特に曇りの日はグレーでダーク。
ならば、いっそのことモノクロで撮ろう。

廃屋のぺしゃんこになったトタンの屋根。
農家の人が使っていた昔の秤。
昭和なケース棚。
そんな寂れた風景。
カメラに単焦点レンズ一本縛り。







2020年1月10日金曜日

[紅葉マニア] さし旅



2018年秋にNHKのテレビ番組に「紅葉マニア」として出演した。
2019年秋も「紅葉マニア」として紅葉の写真を撮影して回った。
その作品は封印したままどこにも発表していない。
写真の生徒さんにのみ披露しただけである。

2019年は紅葉の入りが遅く、かなり長い間紅葉を楽しめた。
こちらは12/13に撮った落葉の作品。
この日をもって紅葉撮影活動を終えた。



#ms-optics

2020年1月9日木曜日

[枯れ野原]



冬の被写体を探して旅に出た。
一人遠い辺境の原野を彷徨う。

と、書き始めたが、小さな旅。
平たく言うと散歩である。
家から歩いてぶらり。

冬の重たい雲が垂れている。
寒々とした冬枯れの木々。

カメラを構えてすぐ、ファインダーの中に鳥を見た。
チャンス到来。すかさずパチリ。
脳より先に指が動いた瞬間。



#jupiter3+


2020年1月8日水曜日

[写真講師]




今、私がメインとしている仕事。
それは写真を教えることである。

5年ほど前にフォトアドバイスという会社からスカウトを受けた。
今ではwebで全国展開で急成長している会社だが、
依頼を受けた時は全然知らなかった。
ちょうどその頃、個人で写真教室を不定期で開催してたのも手伝い
自分ならきっとやれると考えて契約を結んだ。

ホタルの撮影指導から始まり、
その後、自然や風景、動物などの撮り方を指導している。
私自身は写真を学校で学んだ訳でもない。
師匠がいて弟子入りした経験もない。
スタジオで修行といった下積みもない。
なので指導方法はある種独特かもしれない。
受講される方の中には転々とスクールを渡り歩いている方もいるだろう。
そんな中で、私は一風変わった先生に映っていると思う。
指導方法を模索し、どうやればわかりやすく理解して貰えるかを常に試行錯誤している。

写真を教えるという仕事はとてもやり甲斐があると感じている。
何より、人から喜ばれるというのが一番だ。
人間ならきっと誰しも湧き出る感情だと思うが、
世間に貢献したいという気持ち。
こんな自分でも人様の役に立ってると思うと嬉しい。
生徒さんは私よりも目上の方が多く、人生の先輩。
だけど、先生からすると皆さん可愛い。
また指導を通して生徒さんの成長を見るのも楽しみのひとつ。

今夜はネット繋げて生徒の皆さんの作品講評。
今年最初の仕事始め。





2020年1月7日火曜日

[レンズ買うなら]



[カメラ買うなら]の次は、
[レンズ買うなら]である。

単刀直入に言おう。
最新のレンズは買うな。である。
ただ、金があるかどうかで話は変わる。
潤沢な資金を保有している者は新開発のレンズを次々に買うべきである。

レンズが欲しいけど、予算がないのであれば
断然中古のマニュアル単焦点レンズをお勧めする。
安い、軽い、構造がシンプル。
今のカメラと組み合わせても十分に綺麗に写る。

今と昔のレンズの違いは大きい部分で2点。
オートフォーカスでない。
手ぶれ補正がついてない。
逆を言うと、この2点にこだわらなければ全然使える(ミラーレスカメラで)

最近のレンズは軒並み値段が上昇している。
もちろん最新の技術でより高解像度になってきている。
が、それだけ金を出して高解像度を求めるか?
と言われると私の答えはNOである。

憶測なので、確信はないと予め先に前置きしておく。
カメラの値段は買って貰いやすいように、高すぎないように価格を抑え、
そのコストをカバーするためにレンズの値段に上乗せしてるのではないか。
だから、最近のレンズは以上に値段が高いのだと勝手に推測している。

なんでもデジタルカメラの売上げピークが2010年で
そこから7割も売上げが落ちているらしい。
カメラメーカーも大変だ。
現実として今は不況だからね。悲しきかな、更に酷くなると思うよ。






2020年1月6日月曜日

[冬の被写体]



私にとって写真は仕事であり趣味でもある。
春夏秋冬色々な自然を撮影してきている。
ここ最近は自分の作品しか撮っていない。
クライアントに頼まれた写真でないぶん自由だ。

被写体探しに苦労するのが「冬」。
北の地に住んでいれば雪景色など幾らでも見つかるだろう。
あいにく私の住む場所は温暖な地で雪は滅多に降らない。
よって、これといってカメラを向けたくなる被写体が見当たらない。

正月明けに公園をブラブラと散歩。
ふかふかに穂が開いたススキが寒風の中で揺れていた。
試しに絞りを開放にして最短まで寄って一枚撮ってみた。
うん、面白いかも。

風が強いので、連写しては確認。追い込みを繰り返して粘る。
200カットほどシャッターを切って納得いくものが撮れた。

その後、冷静に考えてみた。
ススキって、秋の被写体かも。
たまたま残っていたススキを撮ったけど
冬の被写体としてどうなんだ?

そして、冬の被写体探しは続く。


#nokton35mm

[カメラ買うなら]





独り言、三日目。
政治批判でも繰り広げようかとも思ったが、
写真家さんなので写真に纏わる話をしよう。
わかりやすいところでカメラの話。

写真家ゆえにカメラの購入で相談されることも多々ある。
独断と偏見に満ちた私の意見を述べる。

まずプロで写真を撮っている中には紐付けのカメラマンが沢山いる。
つまり、宣伝を期待してカメラ機材の無償提供を受けたり優遇されてる方々だ。
その方々は、大人の事情でカメラの良い所ばかりをレビューするので参考にならない。
私は幸い、どこのメーカーとも特別な関係が無いので自由な発言が出来る。

単刀直入に言おう。2020年始まりの時点ではソニー、一択である。
フィルム時代はニコン。デジタルからはキャノンユーザーであった我が輩。
今では普段使いのカメラは圧倒的にソニーになってしまっている。
誤解の無いよう、あくまで私の場合はと付け加えておく。
ミラーレスを使い始め、その便利さに慣れてしまったのだ。
また最大の利点はアダプターを介してあらゆるレンズをつけられることにある。
レンズ資産の有効活用が出来る。眠っていたレンズよ再び。である。
(レンズについては話があり過ぎるので、そのうちいずれ)

ソニー機にも色々あるが、Rがつく高画素機は私には必要がない。
2000万画素あれば十分。高画素機で撮って後でトリミングなんて邪道。
現場で確実にフレーミングしてノートリミングが基本だと思っている。
高画素機の活用の場は広告写真であろう。
私は現在広告の仕事をやっていないので必要としない。
一般の方においても必要が無いと断言する。
無理して高価なカメラを買わなくて良し。



色々なメーカーのフォローもしておこう。それぞれにカメラの良さがあるので。

オリンパス・・・私のお散歩カメラ。小さくて持ち運びに便利なので、気軽に持ち出せる。手ぶれ補正が強力で三脚いらず。小型のイメージセンサーなのでCマウントのシネレンズを使える。ライブコンポジット機能は秀逸。ライフワークであるヒメボタルの撮影にも毎年活躍してもらっている。

キャノン、ニコン・・・キャノンはマーケティングが上手い。カメラの技術は小出し。一長一短の機材なので、被写体によって数台を使い分けることになる。仕事の時はキャノン。安心感がある。ニコンはデジタルになってから一度も使った事が無いのでノーコメント。どちらもミラーレスに参入したがデザインが共に私の好みではない。特に軍艦部。よって全く欲しいと思わない。

ペンタックス・・・以前メーカーからK-1を借りて使わせてもらったが、画質については当時ダントツの一番。カメラの造り、レンズの造りにも緻密さを感じた。当時はキャノンメインだったが、本気で乗り換えようと思ったくらい。但し難点がひとつ。フランジバックが大きくオールドレンズをつけるのが困難。レンズコレクターの私は泣く泣く導入を諦めた。

富士フィルム・・・X-T1を所有。評判通り写りが良い。吐き出す絵は文句が無いのだが、残念ながら手ぶれ補正がボディについていない。またフォーマットがフルサイズでなくAPS-Cなのもボケにこだわる私にとっては少し不満だったりする。それでも時々気分で連れ出したりもしている。操作ダイヤルは硬い。

パナソニック・・・コンパクトデジカメで昔はよく使っていた。中間トーンからハイライトにかけての粘りがなかなか優秀でスナップで活躍。マイクロフォーサーズなのでオリンパスのレンズが使えるので所有してるが、オリンパスにお株を奪われて出番がない。動画向き。

ライカ・・・論外。カメラもレンズも馬鹿高い。感覚がおかしい。ありえない。実際に使った事がないので知らないだけかもしれないし、知らない方が良いのかもしれない。ライカで撮影された作例を見ても心に響いた事がない。それでもレンズはなぜか一本だけ持っていたりする。






#nikon20mm

2020年1月5日日曜日

[facebook退会]




冬の空。
寒くて重い。


独り言の続き。
ブログを再開した深い理由はない。
メモとか備忘録とか、ただ何となく。

今日は昨今のSNSやネットについて綴ろうと思う。

私は20年ほど前にホームページというものを開設した。
当時はまだネットが普及する前で、サイトの数も今と比べ少なかった。
なので、毎日沢山のアクセスが集中した。
BBSという電子掲示板が当時のコミュニケーションツール。
リプライに追われた日々。

そして時代はブログへ。
ネットは活況を呈し、誰でも簡単に自分自身のサイトを持つようになる。
私も多分に洩れず、ブログを開設。
コメント欄での閲覧者とやり取りが多くなるにつれ、BBSはフェードアウト。

次に登場するのがmixi。
海外の友人との関係で既にfacebookのアカウントは持っていたが、
日本ではmixiが爆発的に広まり、友人を中心にコミュニティを持った。

その後、facebookがmixiに取って代われた。
mixiを超えたパンデミックが起こり、猫も杓子もfacebook。
友人、知人、得意先、何もかもがfacebook。
写真家という職業柄、fecebookページを開設する。
プロとして写真を生業としているので、多数の人に周知してもらう為だ。
開設直後はアクセス数が着実に伸びていった。
ところが、facebookのアルゴリズムが変更された。
fecebookページの表示率が下がる。
facebookは表示率を上げるのに課金を求めてきた。
作品をアップすることでfacebookに貢献してるはずなのに、
どうしてこちらが金を払わないといけないのか。
憤慨極まりない。

facebookの広告表示が酷くなっていく。
友人の投稿が後回しにされてるのが如実にわかった。
いい加減、嫌気が差してfacebookを放置するようになる。
ある日勝手にタグ付けされ、不倫してるかという言われ無き濡れ衣。
信頼していた友人からはフォローしてくれてないとの苦情。
頭にきて、突発的にfecebookを退会した。
予告もお知らせもなく突如として消えた。
ザッカーバーグには永遠の別れを告げた。
後悔など全くない。スッキリ。

instagramに関してはアカウントは残している。
ただinstagramがfacebook傘下に落ちてから、広告表示が頻繁。
イライラするのでずっと放置したまま。重い腰が上がらない。
因みに「インスタ映え」という言葉、正直嫌いである。

twitterは性分が合わない。
滅多にtwitterを使う事はない。
これからも多分。

youtube?
動画編集もやったし、タイムラプスもやったがスチールに回帰。
ユーチューバーになる気も更々無い。
まずテレビを含め普段動画を観ない。映画は好きだけど。

自身のサイトのリニューアルを考えていたが、
この時代、目的無しにわざわざホームページに来てくれる人はいない。
とは言え、整理しないと古いまま。懸案事項。

色々と面倒臭い世の中になったと思う。
皆さんネットを駆使して暮らしているが、
個人的には距離を置きたい。
と言ってるのに、今ブログに雑記を書いてるのは矛盾するが。

イイネが欲しいとは思わない。
自分が好きな写真を撮っていきたい。
ただそれだけである。
と、独り言。


#ultron

2020年1月4日土曜日

[独り言]




久々の投稿。なんと半年ぶり。
現在は特にこれといった活動をせず休止状態。
表舞台から退いているが、写真家を止めた訳ではない。

ブログのスタイルを変えようと思う。
写真のみの投稿から独り言を交えようと思う。
続けられるのか、三日坊主になるのか。




 #加藤文雄  #fumiokato  #katofum #achromat