2020年6月29日月曜日

[星景チャレンジ] 星を背景にゲンジボタルを撮る




ゲンジボタルの星景写真を狙った


昨夜はどうするかで自分会議した結果、同じ場所で星を絡めたゲンジさんを撮ることに決定。天気予報では晴れ時々曇り。ちょっと微妙ではあったが、月がどんどん大きくなってきているので、星絡ませはもうこの日しかない。それ以降は月や雨で星を狙うには厳しい。


3日連続で同じ場所とした。他の場所という選択肢もあったが、その場所でのゲンジボタルの飛ぶ位置が把握できてるので、星と組んだ場合の図が頭にイメージ出来るからだ。セッティングは空を入れた形で構図を決める。


この日のカメラは7台。神7全員集合フル。空の入れ方を色々と考えた場合、カメラの台数が多い方がリスク分散出来る。例えば空をメインで広く狙って、雲に邪魔されて星が撮れなかった時、そのカットはイマイチとなりボツ写真となるからである。


現場を見ると、川の流れが凄まじい。昨夜の雨でせせらぎが豪流になっていた。川際を避けて安全な場所にセッティング。時間はたっぷりあったので、念入りにセット。どの方角に向けるかで画面の中での星の日周運動の形に差異が起きるからだ。


夕刻までにセット完了。日が暮れるまでの間にディナータイム。この日はソーミンチャンプルーという豪華メニュー。といっても、ただのカップ麺。お湯を注いで3分で出来上がり。緑に囲まれた中で食べるディナーは格別だ。


夜7時。この時間帯から慌ただしく動く。カメラを順番に周り、ピント位置の再確認。露光の確認。チェックから始まり、5~10分置きにシャッターを切っていく。空と背景の明暗差が大きいので、そのあたりも計算に入れて何カットも押さえる。


いつものように7:50あたりにホタルの発光を確認。この時間帯もバタバタである。夕暮れから夜にかけての時間帯は風景がまだ明るいので、少しづつ、設定を微妙に変えながら撮っていく。それを7台のお世話をしないといけないので、カメラからカメラへ動き回っている。


8:30くらいに明るさは安定してくるので、カメラを自動で切らせて状況を見てみる。


う~ん。少ない。初日が一番多かったのだけれど、二日目にガクンと光が減り、三日目の昨夜は1/4くらい。もしかして終盤なのか。昨年のデータから推測すると、この三日間はベストのはずだったのだが、計算が狂ったかもしれない。


そんな状況下のなか、めげずに粘る。雲の流れは早く、星が見えたり隠れたり。そうしてるうちに月が上がってくる。この日は半月なので結構な明るさ。皮肉にも月のあたりは雲がかかっていない。露光に影響が出てくるが、月対策も考えてセットしてるので平然と撮っていられる。


9時を回った。少ない光が更に少なくなり、ホタルの動きも止まった。栗の木の下に止まってスヤスヤモード。もうホタルには期待出来そうにない。こうなると、これにて終了となるが、頭を切り換えて星の日周運動を撮るのに専念。ホタルは散発的に飛ぶだけ。


そんなこんなで、10時半に撮影終了。またこの日も同じ宿。キャビン・マイカー。就寝。


そして今朝、昨夜の7台のうちの一台のカットをざっくり整理&編集作業。


雲で星がところどころ著著切れてるけど、なんとかまあまあ絵になった。ホタルの数が多く見えるけど、1時間強分の光なので、多く見えるだけで、実際は時々数匹が舞ってたという状況であった。星景撮影にはホタルが少ない方が向いてるかもしれない。絶好調の時に1時間分の光で組むと光まみれでぐっちゃぐちゃになるからね。



本日のまとめ・・・ホタルに星はベストマッチ

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