2020年7月3日金曜日

[一匹が描くライン] ヒメボタル編



月光下でのゲンジボタル撮影を終えて満足したので、昨夜はヒメボタルを撮りに行った。再度姫活である。今回の作品は一匹が描いた光のライン。10秒間一発撮り。ラインが美しいラインを描いてくれたので、もうこれだけでも1作品として観れる。ちなみにコンポジットはしていない。1カットのデータを現像出力して、レタッチも何も施さず一丁あがり~


そこで、昨夜の顛末を記しておく。


この一週間は日々移動に次ぐ移動。大抵の場合は現地で2日以上かけて撮る。1日目はリハーサル的に動きを観察しながら撮影し、それを元に軌道修正して翌日に本番。といった形。一昨日のゲンジボタルは計算通りに飛んでくれたので、自分なりに納得してるから同じものを二回撮るよりも違う場所でまた別のカットを撮る作戦をとることにした。


夕刻に現場到着して日のあるうちにロケハン。う~む。かなり間伐されてる。だから森が明るい。ヒメボタルは暗がりに多く飛ぶので、どこでどう狙うか悩む。実際にカメラでアングルをチェックして、色んな場所で撮る。一通りチェックして、車に戻ってディナータイム。食べながら自分会議。この日のディナーは信州戸隠手打ち蕎麦。を食べてる気持ちでどん兵衛のカップ麺を食う。


自分会議の結果。森の奥の杉か檜の立ち並ぶ小径に決定。杉か檜か。枝打ちされた枝の一本を折って香りで判断しようと試みる。う~ん、よくわからん。嗅覚に異常があるようだ。


この日の機材は神3。3台のカメラとレンズ、それと三脚。撮影により集中出来るように3台に絞った。と、それっぽく書いてみたが、実際は重量を減らしたかっただけ。荷物を担いで森の奥へ入って、撮影後にまた山を下りてという苦行があるので、出来るだけ最低限に絞った。


3台なのでセットは6時すぎに完了。勝負はこれから。その勝負は撮影ではなく。「待つ」という私に課せられた試練。ここでヒメボタルが光るのはド夜中。超深夜。日によっては早い時間帯に光ることもあるので現場で周りの状況を確認しながら、ひたすら待つ。


散発的にあちこちでチカッと光る。この日はゼロではないことが担保された。安心感に包まれる。8時が過ぎ、9時が過ぎ、10時が過ぎ。この間はやることがないのでストレッチ。続けてラジオ体操第一、ラジオ体操第二、ラジオ体操第三。深い森の中で独りぼっちで体操をしてる姿は客観的に怪しい。


日が7/2から7/3になった。この時点から待望のヒメボタルが登場。いらっしゃ~い。お待ち申し上げてました。この日も雲の裏に月があるので森が明るい。だから小まめに3台の設定を調整しながらの撮影。


光が少なくなってきたので二時に撤収作業。山を下りても、所々でまだ飛んでいた。


そして一週間ぶりに自宅に帰ってきた。到着は4時。寝る前に溜まっていた洗濯物を洗濯して干してたりしたら5時。空は明るくなってきた頃に就寝。8時起床。この日の10時リモート会議までまだ時間がある。と、二度寝。熟睡。ハッとして起きたら10時半過ぎてた。リモート会議に慌てて繋げた。完全な遅刻。やっても〜た。嗚呼、阿呆なり~


今夜からまた遠征第二弾に突入する。準備やら用意やらでゆっくりもしていられない。今日の天気は曇り時々雨。洗濯物が乾かない。家を出発する時間は洗濯物次第。



本日のまとめ・・・一匹でも絵になる


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