ヒメボタルは未だ撮影継続中なれど、気分転換にゲンジボタルを撮影しに遠征に出た。
自宅を離れ、高速にのっておりて、山奥の奥へ。
車幅ギリギリの農道を走っていた時に目の前に現れた光景・・・
なんと、クマと遭遇。
今まで実際に遭ったのはアラスカ。日本では未だ。
北海道に探しに行ったことはあるが出会えなかった。
それが突然、目の前に。まさかまさか。
クマは川に入って水浴びをしている。昨日は暑かったからだろう。
ブレーキをゆっくりかけて、クマを目で追った。
写真を撮りたいところだったが、水浴びをして火照りがおさまったのか、そそくさと森の中へと消えていった。一瞬の出来事であったが、しっかり網膜シャッターに焼きつけた。
そこから約1キロ先がホタルの撮影地点である。現場に到着し、カメラをセッティングしながら、また目の前にクマが現れないかと期待したが、残念ながら登場せず。
気持ちを切り替えてゲンジボタルの撮影。川のせせらぎとカジカが泣く声と合わさって、心地よい。空には三日月が優しく灯り、雲の隙間から星の瞬きが時々顔を出す。
夜も10時を過ぎるとホタルの発光が大人しくなり始めたので撮影を終了した。そして山奥の中で一人車中泊。車の中で寝床を整えてると時折ホタルの光がウインドウから見える。ホタルの光に囲まれながら、眠りについた。
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